国債

尚、本情報の利用に関する責任は、当方では一切関知いたしません。


国債

利付き国庫債券、割引国庫債券というのが正式な名称である。

かつては、2年、3年、10年の利付き国庫債券と、5年の割引国庫債券しかなかったが、最近では、個人向け利付き国庫債券(個人向け国債)も出ている。
2年、3年ものを中期国債、10年ものを長期国債ともいう。


利付き国庫債券は、国債の券面に、利券がついている事からこう呼ばれている。
すなわち、半年毎の金利を、この利券によって支払うためである。
保護預かりとしていれば、この利券と利金との交換はやってもらえる。


割引国庫債券は、利息相当額を割り引いて発行し、償還時に額面で償還するものである。
以前の例では、額面100円に対して、75円で発行されていた記憶がある。
償還差益25円 / 75円 / 5年 = 0.066666666666666666666666666666667より、6.6666666666666666666666666666667%の利回りであった。
その後、課税されることにより、計算がややめんどくなっている。

国債はあくまで債券なので、購入すると、中途解約は出来ない。
ただ、債券市場において、売買することは可能であるから、中途解約は市場売却という形で実現できる。
ただ、購入条件により、売却できなかったり、市場価格が低迷している場合は、額面割れでしか売却できない場合もある。


最近発行されているものに、個人向け利付き国庫債券(個人向け国債)というものもある。
国債は、債務保証を日本国政府が行うので、もっとも安全確実であると言う。
しかし、あくまで考え方次第で、政府の方針が変わればいくらでも危険になる。
かつて、太平洋戦争時に発行された幾多の戦時国債は、敗戦とともに償還されずに終わった。
もちろん、日本経済が最低限度の水準を維持し、政府が機能上存在するのであれば、このようなことはないとは思われるが・・・。
仮に国家経済が破綻し、満額の償還は不能という事態がないとは言えない。
もちろん、この場合、他の債券と比較してどちらがより残存価値があるかという議論もあるが。
尚、現在の日本の国債の信用度(格付け)は、発展途上国とされる「チリ」よりも下位に位置づけられている。


国債
Dcim2385/DSC_0608.

割引国債
Dcim2385/DSC_0621.



戻る TOPに戻る

新規作成日:2005年4月26日/最終更新日:2006年4月26日