REIT 不動産投資信託

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不動産を証券化したもので、REIT 不動産投資信託と呼ばれ、近年はやっている。
その為、やや過熱気味で、既にバブリーな状態と見る向きもある。

2006の年間上昇率では、日本株1.9%に対して、Jリート25.8%という高利回りの結果となっている。
景気好調に向かうに従い、不動産事情は活況を呈しているのかもしれない。

ただ、注意しなければならないのは、これまでとこの先の違いである。
伸びる事情があれば、失速する要素もある。

いずれ飽和状態になれば、回収率も悪くなってゆくだろう。
が、それ以前に、不動産には、金融機関からの有利子負債が大きいウェイトを占めている。
ゼロ金利政策もあって、これまでは借入金に対する利子も少なかったが、金利上昇局面では、一転悪化する。
金利負担が増えれば、有利子負債の返済が悪化し、或いは負担となって、信託の運用益を圧迫する。
有利子負債の金利負担状況がどのようになっているかも、選択のポイントだろう。
長期にわたる固定金利であれば、変動要素は少ないが、短期或いは変動金利であれば、いずれずっしりとした負担がのしかかってくることになる。



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新規作成日:2005年5月18日/最終更新日:2005年5月18日