株の買い値売り値

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株の買い値売り値


儲けは、期待値を取るか、確実を取るか。

・買うときは、寄り付き値より安い値で買う。
・売るときは、寄り付き値より高い値で売る。
この方が、儲けに関しては合理的ですが、寄り付き値より安く指しても買えない場合があり、それでは先に進まず元も子もありませんし、寄り付き値より高くつけても売れなければ、利ざやがとれません。
もちろん、評価額は上がっていても、確定しているわけではないので、その後下がればマイナスです。

そのため、
・買うときは、寄り付き値より高い値で買う。
・売るときは、寄り付き値より安い値で売る。
として、確実に売買をつけるということになる。
当然利幅は狭まりますが、取引が出来てナンボのものですから。
銘柄選択に当たって、その幅が利益となるものを選べってことでしょう。
もちろん、その分リスクは高まります。


また、いずれの場合でも、手数料や税金がかかるわけで、株価そのものの評価ではなく、(売却手取り - 取得費用) がプラスにならなければ意味がありません。


例えば
気配値が100円の場合、100円よりも高くするほど買いやすく、100円よりも安くするほど売りやすい。
が、ある程度利ざやも稼ぎたいだろうから、つきそうな値と利ざやのバランスを計ることになる。
ここで、高値、或いは直近の値が105円の場合、105円〜100円で買いを指すのがある程度確実に買う一つの手である。
逆に、より利益を取れるように買うためには、安値、或いは直近の値が95円の場合、95円〜100円で買いを指すのがある一つの手である。
同様に売りの場合は、安値、或いは直近の値が95円の場合、95円〜100円で売りを指すのがある程度確実に売る一つの手である。
逆に、より利益を取れるように売るためには、高値、或いは直近の値が105円の場合、105円〜100円で売りを指すのがある一つの手である。

値動きの予想は難しい。
が、全く想像がつかないかといえば、多少の傾向はあるだろう。
チャートを見れば過去の値動きがわかる。
それは、過去何年であり、何ヶ月であり、何週間であり、何日であり、或いは当日の何時間、何分である。
通常は、直近の動きに応じて動くだろう。
もちろん、ある程度のところで反発もするだろう。
が、それが判らないから予想であるし、打算の勝負がある。
下降曲線の底を読んで買う、上昇曲線の限界を読んで売る、的中すれば儲かるし、外すと悲しい。

底そのものを狙っても、そこまで落ちないと買いのチャンスに恵まれない。
ここで、反発が始まったときに買うという事が生じるが、これが遅すぎると、それは高値であり、反落のリスクがある。

同様に、天井そのものを狙っても、そこまで上がらなければ売りのチャンスに恵まれない。
ここで、反発が始まったときに売るという事が生じるが、これが遅すぎると、それは下落のリスクがある。


市場は、平日の9:00-11:00、12:30-15:00である。
一般に、前日の値動きを勘案して、開始前に売買注文が集まり、気配がついてくる。
しかし、この段階では、売買取引前のため、全く未知数である。
9:00になって売買が始まると、その段階での注文分から処理される。
ここで、始値がつき、高値、安値が更新されてゆく。
が、上下幅をある意味前日の数値で予想しているため、当日の、ある意味数秒、数分の前後の予想範囲より遥かに幅が広い。
その為、開始直後の約10分間は、高値、安値の更新が多いようだ。
瞬間風速的な値もしばしついている。
が、もちろん、場が始まると、当日の株価の傾向が出てくるわけで、たまたまつけた高値、安値とは無関係な方向に向かう場合も多々ある。
その意味では、下落した場合、高値で買っていたら悲しいが、売っていればうまく売り抜けたことになる。
高騰した場合には、安値で買っていたら実に美味しいが、売っていれば儲け損なったけたことになる。
市場が始まって時が経過すると、流れが見えてくるため、こういった範囲外の値はつきにくくなってくる。
その意味では、多少のはったりは、開始前につけておくのが良いようだ。


上げ幅と下げ幅の違い。
例えば、1000円の株が100円動けば、1100円か、900円であり、10%の上下になる。
が、ここで、戻る場合・・・。
1100円が100円下がって1000円に戻れば、下げ幅は、9%である。
1100円が10%下がれば、下げ幅は110円で、990円なる。
900円が100円上がって1000円に戻れば、上げ幅は、11%である。
900円が10%上がれば、上げ幅は90円で、990円なる。
同額、同率でも、結果は違ってくる。

また、制限値幅というものがある。
細かくは取引所の規定次第だが。
株価が高くなるにつれて制限値幅は大きくなる。
例えば、
500円以上1000円未満は100円
1000円以上1500円未満は200円
1500円以上2000円未満は300円
であるから、
1500円なら、800〜1200円が当日の値幅制限となる。
仮に、1000円のものが200円下がった翌日は、800円が基準値であるから、上限は900円となり、前日の株価に値を戻すことは出来ない。
逆に、1300円のものが200円上がった翌日は、1500円が基準値であるから、下限は1200円となり、前日の株価以下に値を下げることがある。


急騰急落の代名詞として、倍増、半減が言われる。
倍増は2倍、半減は1/2倍で、共に2がつくが・・・。
2倍は+100%、半減は-50%で、値幅は異なる。
が、倍増後半減(原価 x 2 / 2)、半減後倍増(原価 / 2 x 2)は、数学的には同じ結果となる。

2倍の+100%に対して、-100%なら全損。
半減の-50%に対して、+50%なら5割り増し。
心理的動きと、比率とは同期しない。




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新規作成日:2005年10月15日/最終更新日:2006年3月4日