損切り
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損切り
投資において、儲けを取らずに清算し、損失を確定してしまうことを言う。
投資においては、元本保証がないため、儲かる場合もあれば、損する場合もある。
が、日々動く市場価格は、あくまで評価額であり、売却などの清算をしない限り、確定はしない。
従って、少々下がっても、高くなるまで待っていれば、結果的に損はしない。
が、投資の観点からすると、上がるまで長期間保有することを、塩漬けと言い、あまり良い手法ではないとされる。
その最たるものは、投資資金が凍結されてしまうと言うことで、本来、他の案件で儲けが取れるものでも、資金が使えずチャンスを逃すと言うものである。
また、永久に復帰せずにゼロとなるリスクも存在する。
が、損切りして他の案件に乗り換えても、また、思惑通り運ばず、再び損失をこうむるということもありうるし、その間に損切りした案件が高値更新と言うこともなくはないだろう。
あくまで、見通しの問題でもある。
また、塩漬けも、ころあい良く漬かるものと、干っからびる物とがあります。(^^
ただ、短期資金や、短期勝負を仕掛ける場合は、損切りは早いほうが良い。
それは、傷口を広げないために、極めて有効である。
暴落時に呆然と見つめていては、そのまますべてを失う場合もあるだろう。
が、ある程度のところで損切りを決めれば、損失はそこで止まるから、欠損も限定される。
問題は、損切りのポイントで、一時的に落ちたから切ってみたと言う事では、単に差損を出したに過ぎない。
逆に、未練がましくいつまでも様子を見ていると、損害が拡大する。
的確な市況判断と決断力が求められると同時に、事前に損切りのポイントを想定しておくことが大切である。
尚、損失については、他の利益と差し引いて税金計算が出来るため、丸損でほうっておく必要はない。
新規作成日:2005年10月15日/最終更新日:2005年12月26日