銀行で扱う投資商品
尚、本情報の利用に関する責任は、当方では一切関知いたしません。
銀行で扱おうが、証券会社で扱おうが、投資商品は投資商品である。
最近NHKで放送され、社会問題化しつつあるようだが・・・
銀行で扱うから投資リスクがなく元本保証されているという安易な解釈・・・。
例えば投資信託。
基本的に契約書や約款、目論見書などにはくどい上にも書いてある。
そしてまた、窓口でも「リスク」を明言している。
しかし、銀行であることを信用して話をロクに聞かずに安心し、リスクを利息と聞き間違えるようではお話にならない。
確かに誤解する要素は少なくないといえる。
しかし、国を挙げて自由化、グローバル化を叫び、それを是として2005.秋の国政選挙の結果を作った以上、その代償についてはしっかり覚悟してもらいたいものだ。
先入観で信用し、結果に文句を言う人は、いずれ悪質な詐欺師のカモになって、騙し取られることだろう。
リスクを利息と聞き間違える程度では、既に資産管理能力におとり、後見人制度を利用すべきであるかもしれない。
そもそも、預金金利が0.03%程度の今日、投資配当が5%程度など、その差が何かを分析することは必須条件だ。
また、誤解した、騙されたと叫ぶのも良いが、慌てて解約などして損害を拡大し、更に大騒ぎするのもいただけない。
投資にはすべて何らかの条件がある。
満期時点での元本保証でも、中途解約は時価と言うものが多い。
満期まで持てば何事もない話であって、途中で資金を必要とするなどの条件は、あらかじめ織り込み済みのはずである。
そもそも、銀行の定期預金も、本来は中途解約には応じる義務はないのだし。
また、外貨で為替の差損に疎いとしても、なにも円高のときに整理する必要はない。
先のNHKの番組で、110万円が100万円になってしまったと大騒ぎしているのだが、もう少し待っていれば、118万円にもなっていたものを・・・。
昔から、甘い儲け話には穴があるという。
世の中には子羊を狙う狼がうようよてぐすねを引いて待っているのだ。
基本的に銀行が詐欺行為は働かないだろう。
しかし、目論見条件で「確実に損します」ということは言うはずがない。
分析することが必要で、それが出来ない人は、結果に不満を持たないか、投資をしないか、いずれかしか道は残っていない。
新規作成日:2005年11月12日/最終更新日:2005年11月12日