公募・売出し株
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公募・売出し株
これも株式投資の一つであるが。
新規公開株と、流れはほぼ同様のものである。
上場株式の増資など、まとまった数量の株式を市場に出す場合、公募・売出し株となる。
新たに株式を発行する場合は「公募」、すでに発行済で既存株主の所有分を売り出す場合は「売出し」と言う。
流通株式数量が多くなってしまうわけだが、ご祝儀相場もあって、公募・売出し直後は高値をつけることが多い。
が、経済状況が悪かった一時期は、公募・売出し価格を大きく下回ることも多かった。
公募・売出し株の動きは
まず、企業が目論見書を発行し、幹事証券会社を通じて、引き受け先を割り当てる。
そして、ブックビルディングが行われる。需要申請とも呼ばれる。
ここで、公募・売出し株を買いたいと思う投資家が、申請を行う。
これに対して、公募・売出し株式数を超えた申し込みの場合、抽選で割り当てられる。
この申し込み時つける応募価格によって、公募・売出し価格が決められる。
申し込み時の価格は、個別の購入価格に指定されることはないが、公募・売出し価格以上のほうが割り当て確率が高い。
これに対して、公募・売出し株式数を超えた申し込みの場合、抽選で割り当てられる。
また、余った場合には、補欠枠が設けられる。
次に、購入申込となる。
この段階で、購入資金を用意(払い込み)する必要がある。
原則的に申込者は購入することになるが、この段階で購入を辞退することも出来、別段のペナルティも発生しない。
また、購入に当たって、売買手数料は発生しない。
これは、売買委託ではなく、公募・売出し株の買い付けであるためである。
上場日(公募・売出し日)においては、一般の銘柄同様に、売買が可能となる。
この段階で売却し、公募・売出し価格との利ざやを稼ぐことを、売り抜けるとも言う。
新規作成日:2006年1月27日/最終更新日:2006年1月31日