金券ショップ

尚、本情報の利用に関する責任は、当方では一切関知いたしません。


金券ショップは、商品券、株主優待券の、流通業である。

切手、印紙、航空券、新幹線、商品券、株主優待券、など、色々扱っている。
最近では、金券の流通が定着していて、かなり細かいものまで扱われるようになった。

航空券や新幹線チケットの場合、主要幹線に比べてローカルな区間は利用頻度も少ない関係から在庫を持ちたくない事情もある。
が、流通事情の活性化によって、色々な手段での調達(仕入れ)が可能なようで、旅行代理店並の扱いができるところすらある。

設定価格は、あくまで市場動向に左右され、需要と供給が価格に反映する。
すなわち、主要幹線は割引率が高く、ローカルな区間は割引率が低くなる。
また、有効期限が残り少ない場合は、投げ売りに近い状態になってゆく。

実際の価格は、地域やお店、品目によってさまざまで、お買い得という観点からは、店を何件か巡って最良の買い物をしたい。

さて、買う場合は、少しでも安く買うことによって、賢い消費者になることができる。

対して、売って現金を得ることもできるわけである。
一般に、株主優待券が多いだろう。
株主に対して一定基準で送付される株主優待券だが、利用施設が近くになかったり、交通機関としての利用をしない人たちにとっては、株主優待券はただのチラシ以下である。
従って、この不用品を引き取っていただくということになる。

この場合も、実際の価格は、地域やお店、品目によってさまざまで、やはり、店を何件か巡って最良の取引をしたい。
尚、この際、身分証明書や、正当な取得者である証明を求められる場合もある。
高く売っている店ら高くってくれるだろうと考えるのは安易過ぎる。
例えば、同じ金券を、9800円で売っている店と、9500円で売っている店があったとして、買う人は9500円の店で買うだろう。とすれば、9500円の店は、9400円で買っても、儲かるが、9800円の店は売れないから買う必要もないだろう。そしてこの店が9400円で売ろうとするなら、9300円で買わないと儲けが出ないということになる。

また、株主優待券の場合、あくまで株主への還元と言う観点から、転売禁止を言う場合があり、注意が必要だ。
法令によって規制されている場合と、モラルとしての場合がある。
株主でないものが利用するということは、企業側の利益を圧迫するわけで、ひいては株主の権利を阻害するという観点から規制されている。
しかし、その券そのものの「価値」を、株主が教授する方法という観点もあり、一概に言えない部分もある。

切手や印紙のシートや、大量の回数券が、金券ショップに持ち込まれることに不思議さがあるだろう。
これは、以下のからくりによるものである。
例えば、回数券を10万円分、カードで購入する。
これを金券ショップで9万円で売ったとしたら、1万円損するわけだが・・・。
しかし、カードの引き落としが、1ヶ月後だとしたら、その一ヶ月間、9万円の現金を得ることができるわけである。
もちろん、引き落としまでに10万円を揃える必要があり、差し引き1万円の損であることには変わらないのだが、ここの一ヶ月間の金利として考えればどうだろうか。
預貯金がある人や、経済的に安定している人にとっては高利であっても、消費者金融でも貸してもらえないような状況を想定すれば、お手軽な資金調達が可能ということになる。
もちろん、この方式で限度額まで使い切れば、借金の雪だるまと何ら変わりないから、資金調達の方法として計上してよいものかどうかは難しいところである。




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新規作成日:2006年9月29日/最終更新日:2006年9月29日