高金利消費者金融と過払い
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恐るべし、高金利消費者金融と過払い。
消費者金融は、手軽に借りられる半面、極めて高金利。
当然ながら返済も負担で、しばし焦げ付かせる。
この段階で、なにやら金融業者が悪質だとか騒ぐのだが。。。
だったら借りなければ済む話。
必要に迫られて借りておきながら、感謝すべき相手に噛み付くってのは人の道に反している。
それはさておき、グレーゾーン金利というのが問題となっている。
利息制限法では年利20%が上限なのだが、出資法根拠とすれば20%を超えても問題にはならない。
この部分がグレーゾーン金利とされ、監督官庁からも認められていた。
が、いくつかの裁判の結果、違法性が問われるようになっている。
そして本来適法とされる20%を超える分が、過払いとされ、金融業者への請求が認められるようになっている。
頭を抱えるのは金融業者で、今まで適法だった利益の分を返せと言われてさあ大変。
資金繰りに困って潰れる業者も出始めている。
少し試算してみよう。
借入日: 2000/1/1、元金: 100000、利率: 25%
とした場合。
返済日 , 返済額 , 日数 , 金利 , 残額
2001/1/1 , 25000 , 366 , 25069 , 100069
2002/1/1 , 25000 , 365 , 25018 , 100087
2003/1/1 , 25000 , 365 , 25022 , 100109
2004/1/1 , 25000 , 365 , 25028 , 100137
2005/1/1 , 25000 , 366 , 25103 , 100240
2006/1/1 , 25000 , 365 , 25061 , 100301
2007/1/1 , 25000 , 365 , 25076 , 100377
2008/1/1 , 25000 , 365 , 25095 , 100472
2009/1/1 , 25000 , 366 , 25187 , 100659
2010/1/1 , 25000 , 365 , 25165 , 100824
と、10年間の合計250000も支払っていながら、一向に残が減らないばかりか、僅か増えている。
この例は、日割り日数が、閏年では一日多くなることにもよる。
すなわち、年利分を超えて支払わないと、雪だるま式に増えてゆく。
これが、利率20%であれば、
返済日 , 返済額 , 金利 , 残額
2001/1/1 , 25000 , 20055 , 95055
2002/1/1 , 25000 , 19012 , 89067
2003/1/1 , 25000 , 17814 , 81881
2004/1/1 , 25000 , 16377 , 73258
2005/1/1 , 25000 , 14692 , 62950
2006/1/1 , 25000 , 12591 , 50541
2007/1/1 , 25000 , 10109 , 35650
2008/1/1 , 25000 , 7131 , 17781
と、ほぼ完済する。
この差額が、過払いとして請求可能ということになる。
25%であれば、合計250000も支払っていながら100000を超える返済残があるにもかかわらず、20%なら220000程度の返済で完了できるわけで、
この場合、返済残がゼロとなる上に、30000程度返ってくることになる。
尚、複利計算部分については、契約約款を見ないと、精度は落ちるから、数字は不正確になるが、ざっくりどのくらいかは十分わかると思います。
履歴は業者からも取り寄せられますが、自分の通帳の記録や通知書などからも数字は出せるはずなので、敵に頼っている段階で勝てません。
下記の数字の一覧があれば、概算の計算は出せます^^
借入日: 2000/1/1
元金: 100000
利率: 25%
返済日 , 返済額
2001/1/1 , 25000
2002/1/1 , 25000
2003/1/1 , 25000
2004/1/1 , 25000
2005/1/1 , 25000
2006/1/1 , 25000
2007/1/1 , 25000
2008/1/1 , 25000
2009/1/1 , 25000
2010/1/1 , 25000
過払い金返還請求のメリット
・借金が減額できます。
・借金がゼロになる場合もあります。
・場合によってはお金が戻っきます。
過払い金返還請求のデメリット
・一定期間はクレジットやローンの利用ができなくなります。
信用情報機関に登録されるために5年〜7年くらいは借入れができなくなります。
新規作成日:200912月24日/最終更新日:20098年2月24日