1008 東京港 南極観測支援 AGB5002しらせ 出港
1008 東京港 観測記 平成15年11月14日 金曜 晴れ 10:02〜12:15
- 商船三井客船 にっぽん丸 晴海埠頭HKバース付近(南向き)よりHLへ午後シフト
- AGB5002 しらせ 晴海埠頭HLバース付近(南向き)より11:45出港
今日は AGB5002しらせ が、南極観測支援の為、出港する日だ。AGB5002しらせは、先代のAGB5001ふじ、その前のPL107宗谷に続く、南極観測支援の為の船舶だが、南極観測船という呼び方は、あくまで俗称、通称であり、海上自衛隊の艦としては「砕氷艦」である。しらせ の出港は、例年11月14日で有るが、特に何かの記念日という事ではなく、南極でのスケジュールを例年にあわせる為だという。10:00?晴海到着、見送りともども乗艦。去年やっていた式典のリハーサルがないと思ったら、海幕長本人ではないので栄誉礼がないためらしい。10:45-10:50出港式を見学。3年前まで、観測隊員も一緒に乗艦していったが、一昨年から、空路で時間を節約するので、見送り行事は規模縮小かと思われたが、それらしいものが行われている。11:40から極地研究所仕切りの出港式のはずだったが、11:35には既に花束贈呈が終っている。出港の挨拶の後、11:40艦長乗艦。紙テープが飛び交う中、11:45離岸、11:55レインボーブリッジをくぐり、南極へ向け出港して行った。
●本日の行事(予定) 8:30家族乗艦開始、10:40海上幕僚長(代理)乗艦、10:55出港式、11:15家族退艦完了。11:40艦長挨拶、11:55艦長乗艦、12:00出港。
●海上自衛隊 第45次南極地域観測協力 期 間 15.11.14(金)〜16.4.12(月)
指揮官 砕氷艦「しらせ」艦長 1等海佐 原口 一之、乗組員 171名
総行動日数151日、南極圏行動日数99日、総航程約20,000浬
協力の概要
1.人員輸送
往路:64名(フリーマントル〜昭和基地)第45次南極地域観測隊隊長 神田 啓史(かんだ ひろし)以下56名(夏隊員17名、越冬隊員39名(女性4名を含む。))同行者8名(報道関係者4名、大学関係者4名)(報道関係者のうち2名は越冬同行者)
往路:67名(昭和基地〜シドニー)第44次越冬隊員40名、第45次夏隊員17名、同行者10名
2.物資輸送
往路:約1,128d(昭和基地約1,067d、S−16等約11d、船上観測約50d)
復路:約320d(廃棄物等持ち帰り物資)
3.支援作業
・野外観測支援: 観測隊が計画する野外観測において、人員及び機材等を空輸する。
・基地作業支援: 昭和基地における建設工事、聞き整備作業及びS−16(内陸旅行拠点)等における荷受作業を支援する。(S−16以外にスカルブスネスという露岩地帯に観測用小屋建設のための資材約8dを輸送する。)
・海洋観測支援: 観測隊員が計画する停船観測等、艦上で行われる各種観測を支援する。
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新規作成日:2003年11月14日/最終更新日:2003年11月14日