1134 横浜港 洋上救急慣熟訓練

1134 横浜港観測記 平成17年2月8日 火曜 小雨 9:30〜12:15、〜14:35

・T-AGOS23 IMPECCABLE 瑞穂埠頭Hバース付近在泊(東向き)

今日は、巡視船「やしま」で洋上救急慣熟訓練か実施されるので出動。いつもの経験から今回は少し早めに出て9:15?現着。
当初予定では、巡視船「やしま」に乗船し、東京湾中ノ瀬海域において、搭載機を使用して、洋上救急慣熟訓練を実施する予定であったが、天候不良の為、横浜海上防災基地に碇泊状態のまま実施された。医師等搬送訓練、吊上げ救助訓練がキャンセルされたため、訓練説明の後さっそく慣熟訓練の実施となった。参加者を10班にわけ、午前は、1-4班が慣熟訓練と船内見学。5-10班が海上防災基地と工作船の見学、午後は交代という形になった。慣熟訓練は、班毎にヘリに搭乗し、離船後横浜港上空を約10分間飛行し着船するもので、実際の活動に際しての事前体験というものである。
取材陣は、慣熟訓練と船内見学の状況撮影をして、午前中で終了、下船解散となった。
早いので、大桟橋へ移動。午後のヘリの発着を撮影。あいにくの天候の為、撮影状態は芳しくないが、風向きによるさまざまな着船アプローチを見ることが出来た。

洋上救急慣熟訓練は、社団法人日本水難救済会及び訓練参加医療機関と協力して行われる洋上救急事業の為の、船舶および航空機の慣熟訓練である。

1.洋上救急事業の目的及び概要
洋上救急事業は、昭和60年10月1日から、緊急に医師の加療を要する船舶上の傷病者に対する迅速な洋上救急往診を目的として、社団法人日本水難救済会が事業主体となり、医療機関及び海上保安庁等が連携協力し実施されている。
事業開始から平成16年12月末までに572件の事案に対して、延べ1,090名の医師・看護師、延べ413隻の巡視船等及び861機(海保698機、海自163機)の航空機が出動し、596名の傷病者に対する医療活動を行っている。

2.洋上救急慣熟訓練の概要
(1) 目的
洋上救急に出動する医師、看護師が、巡視船、航空機内の特殊な環境下における医療活動行為を訓練することにより、実際の出動時の円滑かつ安全な出動体制を整備することを目的としている。
(2) 日時及び場所
@ 平成17年2月8日(火)0930〜1730
A 東京湾中ノ瀬海域
(3) 参加機関
@ 医療関係者(医師、看護師等約30名)
A 第三管区海上保安本部
B 横浜海上保安部巡視船やしま及び搭載機
C 社団法人 日本水難救済会
(4) 訓練実施項目
@ 吊上げ救助訓練(医師、看護師参加)
A 医師、看護師による巡視船及びヘリコプター慣熟訓練
B 医師等搬送訓練
(5) 洋上救急慣熟訓練スケジュール
0930 訓練参加者集合(横浜海上防災基地エントランスホール)
0945 巡視船やしま乗船完了
   訓練説明等(巡視船やしま船長挨拶、(社)日本水難救済会常務理事挨拶、訓練説明、乗船中の注意事項説明)
   格納庫内のヘリ見学
   医師等搬送訓練(任意時刻に終了)
1100 吊上げ救助訓練開始(MH機、降下員、医師等各1名)
1140 同上終了
1300 船内見学及び航空機内慣熟訓練開始
1420 同上訓練終了
1430 検討会開始
1500 検討会終了
1620 巡視船やしま下船
   横浜海上防災基地見学
1730 訓練終了
(6) 巡視船「やしま」行動スケジュール
  1000      横浜出港
  1200〜1300   昼 食
  1600      横浜入港


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新規作成日:2005年2月17日/最終更新日:2005年2月17日