1179 東京 川崎汽船第137回定時株主総会、六本木ヒルズ

1179 東京 観測記 平成17年6月29日 水曜 小雨/曇り 10:00〜13:40

今日は、川崎汽船第137回定時株主総会が六本木ヒルズで開催されるので出動。
株主となっていれば、毎回開催通知も来るのだが、シャンシャンで終わるというし、参加し、或いは議決権を行使しても、全体に占める比率は選挙権よりも影響率がないので参加したことはなかった。
また、株主総会は軒並み同じ日に開催されるため出席できるのは一ヶ所になってしまう。
と、六本木ヒルズで開催されれば見晴らしも良いだろうと、川崎汽船に出席。
8:55?発⇒9:08?西小山⇒9:15? /9:21目黒・バス9:45?西麻布バス停。徒歩で六本木ヒルズへ。六本木ヒルズは回転扉の死傷事故でも有名になったが、来るのははじめてである。開催場所は、六本木アカデミーヒルズ。受付の後会場へ。撮影禁止のようで残念だ。10:00社長を議長に開始、-10:05監査報告。-10:30社長と映像で報告。10:33質疑応答。今後181隻を7300億円を投じて整備し、うち2000億円分を用船とし、600億円をCBによるという。10:43議案。各号毎に議案の説明と質疑応答、採決は拍手によって可決。ストックオプションとして功労者に付与する議案で質問してみたが、陸上勤務のグループ部長、チーム長のほか、船長、機関長、関連会社役員などが対象だという。
株主の中には自己の利益に対する主張もあって当然だが、株主の権利の基準はなんだろうか。原則として持ち株数である。が、最近10000株持った人と、10年間1000株を持ち続けた人と、どちらが権利があるべきなのだろうか。10年前といえば無配であり、あまっさえ倒産のリスクも大きかった。また、10年前に100万円で4000株を持った人と、最近300万円で4000株持った人ではどうなのだろうか。株価 700円を超えたときに更なる期待で買った人には、直近の価格は迷惑であろう。が、株価というものは、業績を正しく反映しない。市場の期待によってその振れ幅は大きくなる。実勢以上の期待を持って投機的に株を買って、目先が外れたからといって企業に文句を言っても始まらない。
真の株主は、長期的に安定して持ち続けるものだ。
帰りにお土産をくれたが、帰って開けてみると、KLineロゴ入りのミニタオルと、コンテナトレーラーのフィギアで感激。
ドリンク券も貰ったので、アカデミーヒルズ 六本木ライブラリーで一服。49階で見晴らしは良いところだが、いかんせんお天気が悪く、東京港がかろうじてわかる程度。

川崎汽船は老舗の船会社だが、長引く海運不況で業績不振、株価低迷。債務状況の詳細は不明だが、赤字の連続で、いつ整理となっても不思議ではない状態と思われた。が、港ではコンテナ船や自動車専用船を見かけ、船籍はフラッグアウトしているものが多いとはいえ、川崎汽船のカラーであり、親近感は多い。と、株価低迷のおかげで手の届く水準でもあり、「船が好き」と言う理由だけで、株主となってみたのが約10年前。その後東証株価も最安値を更新し、株価を見る気もなかったが、ふと見たら、700円を超える高値をつけていて、商船三井の株価さえ超えている。しかもここ数年配当すら支払われている。昨今では中国市場の活性化により、海運もようやく潤い、バブリーな状況を呈しているといえる。

・アカデミーヒルズ 六本木ライブラリー
月会費\6300の会員制スペース。見晴らしの良い展望室に、新刊書を中心とした図書ルームとなっている。


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新規作成日:2005年6月29日/最終更新日:2005年6月29日