1225 横浜港 海上保安庁「機動防除隊」訓練、海外移住資料館

1225 横浜港 観測記 平成17年12月13日 火曜 晴れ/曇り 10:30〜16:30

今日は、横浜海上防災基地において、機動防除隊の訓練が実施されるので出動。9:25?西小山⇒武蔵小杉・特急⇒みなとみらい、10:20?到着。
今日の訓練は、LSC高粘度油対応型油回収装置を巡視船乗組員とともに大型巡視船(PL110 するが)に設置、運用する訓練の公開と、これに合わせた、有害危険物質への対応訓練の展示である。
11:30ころ終了で、12:20マックで軽食後、海外移住資料館に寄って、13:04新港埠頭へ。
13:05離岸、8の字に航行して転錨着岸。ちょうど日が雲に隠れてさぶい。
オイルフェンスの展張状況を見て撤収。
16:35日本大通・急行⇒武蔵小杉⇒武蔵小山にて撤収。

訓練の概要
(1) 高粘度油対応油回収装置設置、運用訓練
機動防除隊員が、下田海上保安部所属の巡視船「するが」乗組員を指導し、同装置の設置、運用する訓練を実施。
(2) 有害危険物対応訓練
機動防除隊員が、岸壁において、船積みのコンテナ内部から有毒なガスが発生したとの想定により、防護衣を着用して調査、確認にあたるといった現場活動を再現した訓練を実施。

機動防除隊
海上に油や有害液体物質、危険物等が流出した場合、防除措置並びにこれらの措置に関する指導、助言及び調整を行う専門家集団として、平成7年4月1日、第三管区海上保安本部に隊員8名で発足。その後、平成10年に同本部の事務所として、横浜機動防除基地が設置され、隊員3隊12名で全国各地で発生する事故へ対応している。

LSC 高粘度油対応油回収装置 (Lory Side Collector)
フィンランドのLORY 社が開発したブラシコンベア式の油回収装置で、1000トン型巡視船の舷側に装着し、舷側に張り出されたオイルフェンスにより誘導された油をブラシコンベアで回収する装置。平成9 年1 月に日本海で発生した「ナホトカ号重油流出事故」を契機に平成10年度から13年度にかけて全国に10基整備した。

有害危険物質対応
機動防除隊では、流出油事故発生時の応急対応に関する条約を有害危険物質に拡大するといった世界的な流れに従い、従来にもまして危険物への対応能力の強化を計っている。
防護衣を着用した隊員が、危険物が入っているコンテナを開放し内部を調査した。

・JICA国際協力事業団横浜国際センター 海外移住資料館 (045-663-3257)
\0 10:00-18:00 月曜休館 海外移民に関する資料展示。「昭和30年代資料館」の様相も。図書室もある。


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新規作成日:2005年12月3日/最終更新日:2005年12月30日