1506 観艦式週間 観測記 平成21年10月19日 月曜 〜 平成21年10月25日 日曜

前哨戦
今年の観艦式は、中央観閲行事が陸海空持ち回りになって6回目、また、昨今の自衛隊人気も含めて混雑が予想された。以前は5枚か10枚も応募すれば何とかなったのだが、前々回の抽選倍率は平均30倍、本番は160倍程度と言われる。
更には自民党が政権を失って初めて実施される観艦式でもあり、艦艇が遠くインド洋に派遣され続けている中、参加艦艇も少なく、なかなか厳しい状況のようだ。
インターネットを活用した融通が行われるのは喜ばしい事だが、度を過ぎた情報合戦や、乗艦券販売など、暗い物も付きまとった結果、抽選システムが確立し、複数応募の規制が厳正に処理されることとなった。今回、各方面より、格別の計らいを頂き、感謝。


1506w1 横浜港 観艦式参加艦艇集結、観艦式電灯艦飾
平成21年10月19日 月曜 曇り 15:30-21:30

◎観艦式参加艦艇集結、観艦式電灯艦飾

・在泊の船舶
(横浜港)
瑞穂埠頭: LST4001 おおすみ 瑞穂埠頭Hバース付近在泊(西向き)
大桟橋: DDG173 こんごう、LST4001 おおすみ
新港埠頭: DD131 せとゆき、ATS4203 てんりゅう

今日は、午前中までの艦艇集結に続いて、観艦式電灯艦飾が行われた。
一説には内部の部隊訓練が行われる噂もあったのだが、実施されないようだ。
大桟橋のライブカメラを見ると、瑞穂埠頭に LST4001おおすみの姿が見えたが、10:40ころ離岸し、11:00頃大桟橋に係留された。
今回横浜には4隻しかおらず、別の日に一回でもよいと思ったものの、D90のトライアルをかねて出動。
17:25西小山⇒武蔵小杉・急行⇒元町中華街、地上へ出たあたりで18:00。
さっそくマリンシャトルあたりから撮影開始。本命の観艦式電灯艦飾を写し始めたのが18:43。19:40-20:05赤い靴履いた女の子を絡めて撮影。
と、なにやら時間がだいぶ過ぎている。
20:50大桟橋。
半端に新港埠頭に進んでくたびれるのもなんなので、大桟橋でゆっくりしていたら、23:00電灯艦飾が終わってしまった。
と、この時間で終電の心配が。。。
23:24?日本大通・通勤特急⇒23:42武蔵小杉⇒西小山、24:05帰着。
18:00からはじめているわけで、、、たった2隻になぜに5時間も。。。
撮影枚数 約700枚。


1506w2 横須賀港 観艦式満艦飾、シーフレンド軍港めぐり、DD105「いなづま」見学、観艦式電灯艦飾、シーフレンド・イルミネーションクルーズ
平成21年10月20日 火曜 晴れ/曇り 11:10-21:30

◎観艦式満艦飾、シーフレンド軍港めぐり、DD105「いなづま」見学、観艦式電灯艦飾、シーフレンド・イルミネーションクルーズ

今日は、満艦飾/電灯艦飾を見に出動。
9:30?西小山⇒三田⇒品川・快速特急⇒金沢文庫⇒10:55?逸見。まずは11:10-11:30裏山へ。続いて駅裏の山へと思ったが、12:00のシーフレンド軍港めぐりがちょうどの時間のようなので汐入桟橋へ、がちょうど出港。次の便の手配をして、駅裏の山へ、がY0工事のクレーンが。戻って13:00のシーフレンド軍港めぐりへ。が、お天気が急激に悪化して曇ってしまった。まあ、逆光でもなんなんだが。。。
つづいて吉倉桟橋の、艦艇一般公開へ。14:10入門、14:30吉倉桟橋。
きょうは広報艦は一隻のみで、DD105「いなづま」乗艦見学。コースは前甲板、艦橋、後部甲板と一巡。16:30下艦。16:45出場。
続いて18:00シーフレンド・イルミネーションクルーズ。18:50下船後、電灯艦飾の撮影へ。
19:25-19:35駅裏の山、21:05-21:20裏山。21:30の終了5分前には撤収。
21:47逸見⇒22:25?神奈川新町・特急⇒品川⇒三田経由で撤収。遅い時間になると電車の接続も悪くなって帰着もかなり遅くなる。
電車の中で携帯電話がブラックアウト。。。とりあえず、直前まで使っていた706Nを引っ張り出してきて代用。
撮影枚数 日中約1560枚。夜間 約900枚。


・在泊の船舶
(横須賀港)
船越地区: MSC681 すがしま、MSC682 のとじま、MSC683 つのしま。ASE6101 くりはま、LCU2002 輸送艇2号。DE227 ゆうばり、DE228 ゆうべつ。ASR403 ちはや、DDG171 はたかぜ。DD130 まつゆき、DD122 はつゆき(*)。
田浦地区: MSC688 あいしま、MSO301 やえやま、MSO303 はちじょう。YO28、YW21、YT、YW24。YO27、YO14。
長浦地区: AGS5105 にちなん。
米軍基地: YR85、YR95、YR96、DDH181 ひゅうが。DDG63 STETHEM、DDG82 LASSEN。SS501 そうりゅう、SS587 わかしお、SS584 なつしお。APL40, YRB30。海上自衛隊潜水艦。
吉倉地区: PG827 くまたか、PG826 おおたか。ASY91 はしだて、AMS4305 えんしゅう(*)。YDT03。DD132 あさゆき(*)、AGB5002 しらせ。DDH144 くらま、DD112 まきなみ。MST464 ぶんご、MST463 うらが。DD125 さわゆき、DD105 いなづま、DDG178 あしがら。YL119, YC09。
(*):午後出港


Pict_1609a. Pict_1609b.
Scanner_0093. Scanner_0093a. Scanner_0093b.

1506w3 横須賀港〜相模湾 自衛隊観艦式 予行1 DDH144「くらま」航海
平成21年10月21日 水曜 快晴 横須賀(吉倉)〜相模湾 7:20〜16:30

◎横須賀港〜相模湾 自衛隊観艦式 予行1 DDH144「くらま」航海

今日は、観艦式予行の取材へ。少し早めての出動のつもりが…。5:00起床。5:46西小山⇒三田⇒品川・特急⇒7:02追浜⇒逸見⇒7:24 入門。取材陣はいったん集合の上8:05乗艦。今日は観閲艦DDH144「くらま」に乗艦。まずはヘリ甲板で、8:30観閲官乗艦訓練。音楽隊による行進曲「軍艦」演奏で9:00出港、11:00-11:05ヘリで(想定)観閲官乗艦を撮影。今日はCIWS甲板に布陣。11:30頃 制形。12:00-12:20観閲。航空部隊の編隊はほぼ定数のようだ。南向きでの観閲は、逆光で海面反射が凄い。今回も、陸上自衛隊は、輸送艦「しもきた」の甲板上に、車両を並べての参加。反転時、後続の単縦陣は圧巻、「あしがら」なども観閲部隊の末尾へ続航。12:35-13:06訓練展示、ボフォースは実弾を射撃、水中爆発による衝撃の水圧が船体に響く。ミサイル艇と、LCACの高速航行も圧巻、かなり近く、80-200mmでも十分。IRフレアの展示。US-2/US-1A模擬離着水(低空飛行)。P3Cの対潜爆弾投下。P3CのIRフレア。13:33-13:35ヘリで(観閲官)退艦。南風に向かってぐんぐん南下したためイルカの群れに遭遇。16:00?着岸、16:15?下艦。16:30出場。今日は自衛艦旗降下は見ずにそのまま撤収。
撮影レンジは28-80mm(D200,約40枚)、18-105/135-400mm(D90,約1100枚)、80-200mm(D100,約800枚)。

補給艦の給油展示や、護衛艦の甲板散水、が今回はなかった。
撮影枚数 約2050枚。


・在泊の船舶
(横須賀港)
米軍基地: YR85、YR95、YR96、DDH181 ひゅうが。DDG63 STETHEM、DDG82 LASSEN。SS501 そうりゅう、SS587 わかしお、SS584 なつしお。APL40, YRB30。海上自衛隊潜水艦。
吉倉地区: PG827 くまたか、PG826 おおたか。ASY91 はしだて。YDT03。DD132、AGB5002 しらせ。DDH144 くらま、DD112 まきなみ。MST464 ぶんご、MST463 うらが。DD105 いなづま、DDG178 あしがら。YL119, YC09。


1506w4 横浜港 観艦式満艦飾、DDG173「こんごう」LST4001「おおすみ」ATS4203「てんりゅう」見学、観艦式電灯艦飾
平成21年10月22日 木曜 曇り 12:20-19:30

◎観艦式満艦飾、DDG173「こんごう」LST4001「おおすみ」ATS4203「てんりゅう」見学、観艦式電灯艦飾


今日は、満艦飾/電灯艦飾を見に出動。
西小山⇒武蔵小杉・急行⇒元町中華街。
12:20さっそくマリンシャトルあたりから撮影開始。
大桟橋。
13:50-14:35 まずはDDG173「こんごう」に乗艦、甲板一巡と艦内を見学。艦橋は時間がかかりそうなのでパス。
14:45 続いてLST4001「おおすみ」に乗艦、車両甲板、LCAC、上甲板には陸自の車両が並んでいる。艦橋を巡って15:30下艦。
新港埠頭へ急行、15:50到着。ATS4203「てんりゅう」に乗艦、甲板一巡と艦内、艦橋を見学、16:28下艦。
マックで一服、17:45現場待機、18:00電灯艦飾開始とともに撮影開始。
横須賀の長浦地区への転進もあったのだが、明日も早いので撤収。
19:40?みなとみらい・通勤特急⇒武蔵小杉⇒西小山。
撮影枚数 日中約850枚。夜間 約850枚。

・在泊の船舶
(横浜港)
瑞穂埠頭: T-ATS50 SafeGuard 瑞穂埠頭Fバース付近在泊(西向き)
大桟橋: DDG173 こんごう、LST4001 おおすみ
新港埠頭: DD131 せとゆき、ATS4203 てんりゅう
山下埠頭: 航海練習船 大成丸

陸上自衛隊 LST4001 おおすみ 艦上展示
73式小型トラック、軽装甲機動車、82式指揮通信車、96式装輪装甲車、冷凍冷蔵車、道路障害作業車、73式大型トラック、野外炊具1号、1/2t救急車、3・1/2水タンク車、燃料タンク車、高機動車、災害救助資機材。

陸上自衛隊 LST4001 おおすみ 艦内展示
野外手術システム 手術車、手術準備車。92式浮橋。81式自走架柱橋。


Scanner_0096. Scanner_0096a. Scanner_0096b. Scanner_0096c. Scanner_0096d. Scanner_0096e. Scanner_0096f. Scanner_0096g. Scanner_0096h. Scanner_0096i.
Scanner_0094. Scanner_0094a. Scanner_0094b.

1506w5 横須賀港〜相模湾 自衛隊観艦式 予行2 DDH144くらま航海
平成21年10月23日 金曜 曇り/晴れ 横須賀(吉倉)〜相模湾 7:20〜16:00

◎横須賀港〜相模湾 自衛隊観艦式 予行2 DDH144「くらま」航海

今日も、観艦式予行の取材へ。少し早めての出動のつもりが…。5:00起床。5:46西小山⇒三田⇒品川・特急⇒汐入⇒7:20 入門。取材陣はいったん集合の上7:50乗艦。今日も観閲艦DDH144「くらま」に乗艦。まずはヘリ甲板で、8:00自衛艦旗掲揚。8:30観閲官乗艦訓練。音楽隊による行進曲「軍艦」演奏で9:00出港、10:55-11:05ヘリで(想定)観閲官乗艦を撮影。11:20頃 制形。今日はCIWS甲板に布陣。12:00-12:20観閲。航空部隊の編隊はほぼ定数のようだ。南向きでの観閲は、逆光で海面反射が凄いところだがちょうど曇り気味。今回も、陸上自衛隊は、輸送艦「しもきた」の甲板上に、車両を並べての参加。反転時、後続の単縦陣は圧巻のところだが、今回は船が少ない。「あしがら」なども観閲部隊の末尾へ続航。12:35-13:05訓練展示、ボフォースは実弾を射撃、水中爆発による衝撃の水圧が船体に響く。ミサイル艇と、LCACの高速航行も圧巻、かなり近く、80-200mmでも十分。IRフレアの展示。US-2/US-1A模擬離着水(低空飛行)。P3Cの対潜爆弾投下。P3CのIRフレア。13:35-13:45ヘリで(観閲官)退艦。16:00?着岸、16:15?下艦。16:30出場。今日も自衛艦旗降下は見ずにそのまま撤収。
17:00?汐入。特急⇒18:00三田⇒18:20?西小山にて撤収。
撮影レンジは28-80mm(D200,約100枚)、18-105/80-200mm(D90,約970枚)、135-400mm(D100,約420枚)。
今日は携帯電話をロープでくくりつけて写してみたが。。。少し傾いていた。
撮影枚数 約1500枚。


1506w6 横須賀港 観艦式満艦飾、DD113「さざなみ」DDG170「さわかぜ」DE227「ゆうばり」DE228「ゆうべつ」AS403「ちはや」DDG171「はたかぜ」見学
平成21年10月24日 土曜 曇り/小雨 横須賀(新港)、船越 12:10〜21:30

◎観艦式満艦飾、DD113「さざなみ」DDG170「さわかぜ」DE227「ゆうばり」DE228「ゆうべつ」AS403「ちはや」DDG171「はたかぜ」見学

今日は、満艦飾/電灯艦飾を見に出動。
08:27西小山⇒08:45/08:50三田 快速特急⇒09:45横須賀中央、徒歩で10:00前には横須賀新港。が、当初想定していた位置より遥か東側からの入門。
さっそくDD113「さざなみ」乗艦、続いてDDG170「さわかぜ」乗艦。艦内は昼の時間の後とかで、12:35見学。
船越のゆうばり型も見たいので転進。
13:45横須賀中央⇒京急田浦、入門。
DE227「ゆうばり」DE228「ゆうべつ」を見学。
AS403「ちはや」乗艦、DDG171「はたかぜ」も見学。
ちょうど警戒艦艇が出港するので見送りながら、17:00出場。
18:00から電灯艦飾もあるのだがあいにくの雨なので、明日も早いことだし撤収。
と、DE227「ゆうばり」DE228「ゆうべつ」が点灯していたが、消えたり点けたり消えたり。。。。
17:25京急田浦⇒金沢文庫・快速特急⇒(18:12品川)⇒18:18/18:19三田・急行⇒18:32武蔵小山⇒西小山。
撮影枚数 約1700枚。

・在泊の船舶
(横須賀港)
船越地区: MSC682 のとじま(*)、MSC683 つのしま(*)。LCU2002 輸送艇2号、MSC681 すがしま(*)。ASE6101 くりはま(*)。DE227 ゆうばり、DE228 ゆうべつ。ASR403 ちはや、DDG171 はたかぜ。DD122 はつゆき。
田浦地区: MSC688 あいしま、MSO301 やえやま、MSO303 はちじょう。
長浦地区: AGS5105 にちなん。
横須賀新港: DD113 さざなみ、DDG170 さわかぜ。
(*):夕方出港


Scanner_0095. Scanner_0095a. Scanner_0095b. Scanner_0095c. Scanner_0095d.
Scanner_0092. Scanner_0092a. Scanner_0092b. Scanner_0092c. Scanner_0092d.

1506w7 横須賀港〜相模湾 自衛隊観艦式 DDG170「さわかぜ」航海
平成21年10月25日 日曜 小雨/曇り 横須賀(吉倉)〜相模湾 7:00〜17:00

◎横須賀港〜相模湾 自衛隊観艦式 DDG170「さわかぜ」航海

今日は、観艦式の見学へ。
当初、取材枠の都合で本番の乗艦は予定していなかった。
まあ、今回は参加規模も小さく、予行2回の天気にも恵まれそこそこの成果もあり、また、間の電灯艦飾を含めて十分ともいえて、作戦終了の予定だった。
が、横山さんからの連絡で、なにやら都合がつきそうなので、急遽予定変更。
乗艦はDDG170「さわかぜ」、護衛艦隊旗艦だが、今回は祝砲を撃つとともに、観閲時の後続艦はDDH181「ひりゅう」、展示訓練時の後続艦はボフォース発射となかなか興味深い。
受閲側の艦に乗るのは久しぶりだ。
難点は横須賀新港で朝早いこと。。。
そしてまた天候が思わしくないので、コートと雨合羽で準備。
4:40起床。5:05/5:11西小山/大岡山ホームドア故障⇒5:25/5:32三田⇒5:37/5:44品川・特急⇒汐入、6:45入門。
今日は受閲部隊のDDG170「さわかぜ」に7:00乗艦。7:50舷梯をはずし、8:00自衛艦旗掲揚。8:10出港。
武器操法展示ではミサイルランチャーの装填を楽しみにしていたのだが、ダミーの弾は実は精密機器の塊で価格も実弾より高いとかで雨にぬらすと故障が怖いとかで実施されず残念。
9:45-9:55転舵、10:15-10:20転舵により相模湾を西進開始。
10:25-10:35受閲艦艇部隊 第5群 MST464 ぶんご以下を追い抜き。11:00-11:05受閲艦艇部隊 第4群 SS501 そうりゅう以下を追い抜き。11:15-11:35転舵により相模湾を東進開始、制形。11:53登舷礼整列。12:00-12:05観閲。
観閲部隊と反航し終わって12:10-12:30回頭。この段階で、受閲航空部隊や、受閲艦艇部隊の後続を見れる。
訓練展示、DDG170「さわかぜ」は5吋砲による祝砲を12:37発射。
ボフォースは実弾を射撃、水中爆発による衝撃の水圧が船体に響く。
12:40-12:45再び回頭し、観閲付属部隊の南側を航行。航空機の展示など、遠景ながら望める位置。
天候が悪かったものの、一部の航空機の観閲を除き、一通りの行事が実施された。
14:00-14:15艦上では、手旗やラッパなどの展示。16:20?着岸。16:50下艦。
本日の乗艦者数は約583名。
17:05吉野家で一服。17:33横須賀中央・快速特急⇒18:20/18:25品川⇒18:30/18:31三田にて撤収。
最近の観艦式では取材乗艦が続いていたので全体としてのメインポジションが確保されていた反面、今回は外郭側の角度から眺めることができた。
撮影レンジは28-80/80-200mm(D200,約470枚)、18-105mm(D90,約770枚)、135-400mm(D100,約550枚)。
撮影枚数 約1700枚。


作戦終了
一週間を超える作戦が、怒涛のように流れていった。正直言って、シンから疲れ果ててしまった。と言うより、体力の限界がちらつく状態。写真も約11000枚写してしまった。さすがに3回も乗艦すると、往復の航海は飽きてくるが、艦の航行序列により、写せるものが変化するので、出来る事なら、下見、観閲艦、先導艦、受閲部隊旗艦、観閲付属部隊、外国人招待艦、甲板と艦橋上、取材ヘリ、と乗りたかったところだが、欲を言えばきりがなく、大満足の観艦式週間だった。写真の結果も、枚数の割にはイマイチだが、要所はそこそこ押さえられているようだ。しかし、未処理のデータ目の前に、呆然とする日々、整理ははかどらない。
結局、各写真の照合だけで10/29までかかってしまった。


観艦式乗艦のポイント
全般:
・前方の艦は、反転時、後続艦の単縦陣を撮れる。出来るだけ低い位置。
・部隊訓練は、航空部隊を中心に、間引き。
・海上保安庁からの参加は、本番のみ。(以前は予行も)
・受閲艦にも、一般客が乗艦見学する。(以前は本行以外)
・雨などの悪天候時は、甲板上の一般客は少ない。
観閲の時: 観閲部隊は北を西進、受閲部隊は中央を東進、観閲付属部隊は南を西進。
・航空機は、ほぼ観閲部隊の直上を飛行。
・観閲の時、観閲部隊から、受閲部隊は、登舷礼が見えるが逆光(艦は真っ暗)、付属部隊からは登舷礼が見えないが順光(鮮やか)見通しの良い日は富士山をバックに艦が映える。
・付属部隊は、観閲部隊の艦と受閲航空機を重ねられる。
・本行観閲時の敬礼は。観閲艦と、直後の艦に対して実施。
・受閲部隊は、観閲時に、乗員が登舷礼配置につく。
・付属部隊は、観閲が完了しないうちに、反転に備えて、左一斉回頭をかけて、間隔をとる。
・観閲艦基準の動作なので、後方の艦は、艦艇の観閲と、航空機の観閲が重なる場合がある。
訓練展示: 訓練展示部隊は北を西進、観閲部隊は中央を東進、付属部隊は南を東進
・訓練展示は、観閲部隊からは正面、付属部隊からは観閲部隊越しとなるが、多少遠目でも、間隔が十分有るので、重ならなければ何とか見える。
・5吋砲発射、ボフォースは、隊列中央の艦が良い。
・潜航浮上は、隊列前方の艦が良い。
・ヘリ発艦は、風向き次第で、発艦する艦が良い場合もある。
・US-1A離着水は、風向きと天候次第。隊列中央の艦が無難。
・対潜爆弾投下は、全艦ほぼ同じ。


◆今回の特色◆
・規模
艦艇: 40隻(前回比 -8隻)
航空機: 31機(同 -19機)

・初参加
「ひゅうが」型護衛艦
「そうりゅう」型潜水艦
「US-2」救難飛行艇

・初展示
ミサイル艇によるIRフレアー発射


観閲部隊: 護衛艦 いなづま、くらま、こんごう、あぶくま
観閲付属部隊: 護衛艦 まきなみ
掃海母艦 うらが 潜水艦救難艦 ちはや
試験艦 あすか、訓練支援艦 てんりゅう

受閲部隊
旗艦: あしがら
第1群 護衛艦 はたかぜ、さわかぜ
第2群 護衛艦 ひゅうが、さざなみ
第3群 護衛艦 ゆうばり、ゆうべつ
第4群 潜水艦 そうりゅう、わかしお、なつしお
第5群 掃海母艦 ぶんご 掃海艦 やえやま、なつしま
第6群 補給艦 ましゅう、輸送艦 おおすみ LCAC x 2
第7群 ミサイル艇 おおかた、くまたか
第8群 海保 PLH22やしま

受閲航空機
指揮官機 P-3C x 1
第1群 SH-60J x UH-60J x 2
第2群 MH-53E x 2
第3群 CH-47J x 3(陸自)
第4群 TC-90 x 3
第5群 US-1A x 1 US-2 x 2
第6群 P-3C x 3
第7群 C-130H x 3
第8群 F-2 x 3
第9群 F-15J x 3

予備艦 護衛艦 さわゆき、せとゆき、まつゆき
警戒部隊 護衛艦 はつゆきしらゆき、掃海艇 はちじょう
試験艦 くりはま、多用支援艦 えんしゅう
掃海艇 すがしま、つのしま、のとじま
体験航海艦 護衛艦 さわゆき、せとゆき、まつゆき
輸送任務 SH-60JK x 2
スーパピューマ(陸自) x 1
CH-47J(陸自) x 2CH-47J x 1(空自)
取材協力 SH-60J x 4
航路海面警戒 SH-60J(K) x 3
天候偵察 P-3C x 1


平成21年度自衛隊観艦式 観閲隊形
Pict_1597. Pict_1598.
平成21年度自衛隊観艦式 訓練展示隊形
Pict_1599. Pict_1600. Pict_1601. Pict_1602. Pict_1603. Pict_1604. Pict_1605. Pict_1606. Pict_1607.
自衛隊観艦式 航行図
Pict_1595a. Pict_1595b. Pict_1595c. Pict_1595d.
祝砲展示見学位置
Pict_1596.

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新規作成日:2009年11月30日/最終更新日:2009年11月30日