1605 横浜港 OCEANIC(ピースボート) 見学、放送ライブラリー 吉村作治のエジプトと太陽の船展
1605 横浜港観測記 平成23年1月22日 土曜 晴れ 12:35〜16:20
今日は、ピースボートの客船 OCEANICの、船内見学へ出動。
本来は乗船案内や、活動紹介のためのものだが、ピースボートの使用船舶はレアものであり、その観点でも見るべき価値は多い。
ちと表現が悪いかもしれないが、使用船舶はオールドタイマーのリタイア直前の船が多く、出港の後エンジントラブル等で廃船となって姿が見られないという例も少なくない。
過去に二度ほど見学しているが、公開船室が多くゆっくり見学できなかった。今回こそは早くに行こうと思っていたのだが。。。
ちょっと出遅れて、西小山⇒武蔵小杉・急行⇒11:57?日本大通。
と、放送ライブラリーで、「吉村作治のエジプトと太陽の船展」をやっているので、12:10-12:20寄り道。
12:25大桟橋で、12:45乗船。ほとんどすべてのカテゴリーの客室を公開しているので、一巡するのも大変。
とりあえず、最上階から順番に。
船内では、地球一周のクルーズ説明会、ワールドカルチャーフェスタ、洋上英会話GET、体験洋上カルチャースクール体験、などの各種行事が実施されていた。
過去何度かは、旅行予定者と一般見学者の日程が別々だったが、今回はあわせて一日で実施されたため、終日混雑していた。
16:10下船。
16:40-17:00放送ライブラリーの「吉村作治のエジプトと太陽の船展」見て撤収。
今日もTDSのダッフィーくんのぬいぐるみを連れて行って、いっしょに撮影。
見学者は、相変わらず、みな、部屋が狭いとか、窓があるかどうかをかなり気にしているのだが、船内はパブリックスペースがふんだんにあり、自宅のように船室に篭ると言う事が、如何に無駄かを考えれば、寝るだけの船室、全く問題はないと思う。
むしろ、ピースボートの場合、運航が本来、一般のクルーズと言うよりも、社会見学や平和活動の色彩が濃いわけで、そこらへんの誤解の無いように徹底したほうが良いと思うのだが。。。
単に、価格の安さで、他のクルーズ客船並みのサービスを期待して乗船し、文句を言う人がいると言う事をしばし耳にするし。
公開範囲等
サンデッキ: ジム、ペアバルコニースイートS2,S4,S6,S8
プールデッキ: 図書室、居酒屋「波へい」、アクターズバー、ペアバルコニーツインPL4,PL6、マイキャビンスーペリアPL27,PL28、ペアバルコニーPL2、PL4、シングルバルコニーPL11、PL17、
プレミアデッキ: ペアオーシャンP18,P19、ペアセブンシーズP35,P39、ペアデラックスP65、P67、キッズルーム、キッズルーム
ラウンジデッキ: ティキバー、プロムナード、ヒーローズパブ、スターライトラウンジ、セミナールーム、ピースボートセンター、ラッキースターバー、フリースペース、カードルーム、インターネットルーム、ゲストルーム、ブロードウェイショールーム、
コンチネンタルデッキ: ペアスタンダードC29、C31、ペアエコノミーC95、C97、シングルスタンダードC140、C142、シングルエコノミーC120、C122、シングルグローバルCN50、CN54、CN59、CN63、マッサージルーム
レストランデッキ: セブンコンチネンツレストラン、フレンドリーエコノミーR9,R35,R61、フレンドリースタンダードR30,R42,R60、
アトランティックデッキ: ファミリーアウトサイドA36、A38、ファミリーインサイドA40、
【企画展示】 吉村作治のエジプトと太陽の船展
約5000年前にナイル川のほとりで誕生した古代エジプト文明に取り組み、アジアで初のエジプト調査隊を組織し発掘調査を続けてきたのが、エジプト考古学者の吉村作治教授です。
吉村教授は四半世紀にわたる発掘調査を通じて、ピラミッド・ミイラ・ツタンカーメンの謎を解き明かす上で価値ある、世界的大発見をいくつも成し遂げてきました。また、数々のテレビ番組を通じ、私たちにエジプトや考古学の魅力を伝え続けてくれています。
今の展覧会では、子供の頃の夢を諦めずエジプト考古学者となった吉村教授の半生と教授の発掘成果に基づく「古代エジプト文明の謎とロマン」をパネル・映像・数々のレプリカ(複製品)の展示で伝えます。
また、2005年1月に早稲田大学古代エジプト調査隊によってなされた世界的大発見「3800年前の未盗掘の完全ミイラ発見」と、発掘・復原のための本格的な調査がすすめられている「第2の太陽の船」についても詳しく紹介します。
会 期 : 2010年11月19日(金)−2011年1月30日(日) ※月曜休館(月祝の場合は翌日休)、年末年始12/29(水)− 1/4(火)
会 場 : 放送ライブラリー イベントホール・映像ホール
開館時間 : 10時-17時
主 催 : (財) 放送番組センター
企画・制作 : 吉村作治のエジプトと太陽の船展実行委員会、RKB毎日放送
監 修 : 吉村作治(早稲田大学名誉教授・工学博士)
制作協力 : アケト
後 援 : 早稲田大学エジプト学研究所
入 場 : 無料
[展示構成]
◆吉村教授のギャラリー・トーク 12月18日(土) 14:00/15:30◆
会場にて吉村教授が展示品について解説します(申込不要)
Part1.吉村少年エジプトに憧れる
小学4年生の頃、いじめられっ子だった吉村少年の避難場所は図書館。そこで出会ったのがイギリス人のエジプト考古学者ハワード・カーターの伝記『ツタンカーメン王のひみつ』でした。
その後、1966年に念願のエジプト現地踏査に成功するまでの波乱に富んだ人生を時々の写真で紹介します。
Part2.吉村作治のエジプト大発見
1971年、アジア人で初のエジプト調査隊が、かつての都テーベのあったルクソール西岸マルカタ南遺跡で鍬を下ろしました。吉村教授をはじめとする早稲田隊の数多くの発掘成果を紹介します。
<世界的大発見!未盗掘・完全ミイラ>
早稲田大学古代エジプト調査隊(隊長・吉村作治)はダハシュール北遺跡において、2005年1月5日に未盗掘の木棺とその中に納められたミイラを発見。発見された彩色箱型木棺とミイラはツタンカーメンの時代よりも古く、未盗掘、未損傷の「完全なミイラ」として学術的価値の高いものでした。
その未盗掘の木棺は、縦182cm、幅57cm、高さ105cmと極めて大型であり、全体が黄色で塗られ、全面に銘文体が水色で描かれていました。
この被葬者は「行政官」の称号を有するセヌウであることが銘文から読み取れます。また木棺の形態から、セヌウは中王国時代から第2中間期(約4000〜3500年前)の人物と考えられています。この世界的大発見・3800年前の未盗掘の完全ミイラ発見の軌跡を、映像・実物大レプリカ等の展示で詳しく紹介します。
Part3.吉村作治とツタンカーメンの不思議な関係
ツタンカーメンの黄金のマスクは3000年間にわたって栄華を極めた古代エジプト文明の象徴です。そのマスクをはじめ、黄金の棺や厨子のレプリカを展示し、少年王ツタンカーメンの魅力に迫ります。
Part4.古代エジプト人の生と死
古代エジプトにおいてファラオ(王)は神でした。ここでは、永遠の生を信じミイラを残した古代エジプトの人々の生活ぶりや死生観を探ります。
Part5.太陽の船
1954年にクフ王のピラミッドの南側から発見された全長32.3m、幅4.9m、深さ5.2mのピットに収められていた「太陽の船」は、ファラオの死後、ラー神とともに乗って天空を航行すると考えられていたものです。これと対になる船の存在を信じた吉村教授が1987年、電磁波地中レーダーを用いた探査を行い第1の船の西側から発見したのが第2の太陽の船です。
現在、吉村教授を所長として「NPO法人 太陽の船復原研究所」が設立され、「第2の太陽の船」を発掘・復原するための本格的な調査が開始されています。この調査の方法の紹介や最新情報、復原した船の復原予想模型を展示します。
Part6.ヒエログリフを学ぼう
古代エジプトの象形文字ヒエログリフは美しい形を持っています。その仕組みを学び、実際に自分の言葉や記念の言葉などを書いてみることが出来るコーナーです。
Part7.吉村作治おすすめエジプト観光スポット
ギザのピラミッドやスフィンクス、アブ・シンベル大神殿、カルナック神殿などナイル川河畔に広がる歴史的遺産を中心としたエジプトの観光スポットをビジュアルに紹介します。
新規作成日:2011年4月18日/最終更新日:2011年4月18日