539 東京港 練習艦隊かしま、さわぎり帰港 かしま見学

539 東京港 観測記 平成10年9月11日 金曜 曇り/晴れ間 08:57〜12:30

今日は、海上自衛隊の遠洋航海(平成10年度日本国練習艦隊)の帰港なので出動。8:05西小山⇒8:37有楽町⇒8:57晴海埠頭。今年は、ターミナル正面に、にっぽん丸(商船三井客船)が停泊しているので、乗せてもらってとも考えていたが、ある程度視界も取れそうなので、岸壁から。
9:10過ぎ、台場沖を北上するかしまを確認。比較的高速で入港してきている。あいにく、やや靄と、タグがさっさと貼りついてしまったので、陣地変更。ターミナルデッキの北端から、回頭着岸の作業を見守る。計算されたように、かしまは9:30着岸。続いて、さわぎり も着岸。乗員が下艦、整列。今日は、Kバースの駐車場スペースが使用できるので、広々とした式典会場となった。
たまたま、江東区水上バスの「こうとうりばー」「かわなみ」が単縦陣で北上。江東区水上バスは、利用客激減で、今年度で休止が決まっていたが、荒川水上バスの海洋商船が、船隊・航路を引き継いでそのまま継続される事になったようだ。
毎度遅刻の、防衛政務次官、昨今の防衛庁汚職事件の風当たりを考えてか、今日は定刻に入場、10:00から、帰国歓迎式典が始まった。歓迎挨拶、帰国報告、花束贈呈、と15分で終了。しかしながら、定刻とは言え、帰国を歓迎する立場なのだから、艦隊の到着前から、岸壁で待つことが、なぜ出来ないのか、毎回疑問が残る。解散後、乗員家族は、岸壁で、艦上で、帰国を祝っていた。しかしながら、かしまの遠洋航海は今回で4回目ではあるが、毎回なにがしかの事故に見舞われている。
ついでに 乗艦し、一巡。かしまには、以前に乗艦した記憶があるのだが、なぜか始めての感覚。降りてから気がついたが、前回見学時(95/5/14)は、新造で最初の遠洋航海の直前の為、甲板上と艦橋を一巡した程度だった。今回は、実習員講堂(歴代かしまの写真や絵が額に収められていた、そう 鹿島も、香取と並び、大正の頃から遠洋航海にはおなじみの艦である)、甲板を一巡、後部の実習員居住区画、艦橋 などを見て回る。
実習幹部は、ここ東京で下艦するのだが、その荷物は宅急便で送られる。日本通運とヤマト宅急便が、出張っていたが、艦首側に店を出したヤマト宅急便は閑古鳥状態なのに、艦尾舷梯前の日本通運には、ヤマト宅急便の箱に詰められた貨物さえ預けられ、明暗を分けていた。Kバースにつく普通の客船の場合、下船した人は客船ターミナルへ流れるので、ヤマト宅急便の布陣位置も悪くはないし、確かに艦橋横にも舷梯があるのだが、本艦隊の場合、個人的に下艦解散とは行かないし、艦橋横の舷梯は、木張りで、実習幹部の通用門ではないようだし、実習幹部の居室は艦尾側であった。
この後、晴海埠頭を北上。今日は、珍しく、貨物船の荷役が賑わっていて、砂糖や柑橘類の輸入や、米の輸出の荷役をしていた。
IHIの様子を堪忍し、11:50-12:30お弁当。そして会社へ。12:35晴海3丁目⇒12:50/12:52有楽町⇒渋谷⇒13:21出社と最良の接続。


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新規作成日:1998年9月11日/最終更新日:1998年9月11日