541 追浜 日本丸友の会 住友重機械工業横須賀造船所 見学

541 追浜港 観測記 平成10年9月26日 土曜 曇り/小雨 14:00-15:45

今日は、帆船日本丸友の会の造船所見学の日だ。あいにく小雨交じりだが…。12:17西小山⇒12:49/12:56横浜・特急⇒13:20追浜。13:35送迎バスで、住友重機械工業横須賀造船所へ。先ずは本館でブリーフィング。14:00から、バスで、造船所施設を一巡。本館を出たバスは、中小組立工場⇒大組立工場⇒橋梁仮組立ヤード⇒加工工場 を見て、建造ドックの300tゴライアスクレーン横へ。沖合いからはちょくちょく見ていたが、さすがに大きい。建造ドックでは、南に2隻、北に1隻建造中。ここの建造ドックは、長さ560mの両開き式50万tドックで、開設当初は、超大型タンカーを、工期のかかる船尾部分を先行建造し、反対側で同時に丸1隻分を建造し、中仕切りを移動して交互に進水する方式の計画であったが、その後タンカーの経済的サイズが20-30万tに落ち着いたので、同時にすっぽり4隻建造できる状態に成っている。南西の船はほぼ完成状態。南東の船は船体の前半分が未搭載なので船体断面が良く分かる。北西の船は船尾ブロックの組立中で、北端では煙突などを組立中。北東では船体の各ブロックを組立中。建造ドック中間の仕切りを渡り、艤装中のタンカーヘ。空船なので、通常の乾舷の2.5倍の高さを上らないと甲板まで上がれない。エスカレーターが有ったが、工事用なのでベルトは右手だけでかなり無骨なものだった。艤装中のタンカーなので、そこら中工事機材やらケーブルやらが散在している。さすがに300mもの長さは、空母の甲板に匹敵する広さだ。右舷中央から、船首へ、前方には、米軍横須賀基地が望め、CV63KITTY HAWK が在泊していた。左舷沖には、メガフロート実験施設があった。そして左舷を、船尾へ。船橋まで、5層位階段を昇る。内装工事中だ。再び降りて、右舷から一巡。下船は階段。バスで本館へ。15:20-15:45参加者全員の感想とか質疑応答。30万t級タンカーの船価は90〜130億円で、市況変動が大きいとか。建造工数は約60万時間。護衛艦の建造工数は約130万時間で、艦艇の方が儲かるらしい。因みにバブル期には艦艇は手間ばかりかかって儲からない話を聞いた事が有るので、商船価格の利鞘が相当切りつめられているのだろうか。お土産にエハガキも頂き、バスで追浜まで送っていただいて解散。16:06急行⇒16:35横浜⇒17:02/17:07田園調布⇒撤収。


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新規作成日:1998年9月26日/最終更新日:1998年9月26日