600 東京港 DD106さみだれ 出動公試出港、警備艇探索

600 東京港 観測記 平成11年10月19日 火曜 曇り 08:00〜08:23

今日はDD106「さみだれ」が、出動公試に出港するので、出動。第一回出動公試は8/10で、ちょうど日露戦争の黄海海戦の日だが、IHIでは初公試は、こういった栄光の日に合わせているのだろうか。
7:10起床、晴れ。自転車で7:30頃 発⇒8:00過ぎ、品川埠頭。目標確認、既にIHI石川島播磨重工業の岸壁より離岸し、回頭を済ませ、航行し始めている。タグの先導もなく、レインボーブリッジを通過、港外へ向かった。まだ艦影は大井を航行中だが8:12作戦終了。なんか、上空は雲が張っていて、光線具合は宜しくなかった。ASA100,1/125,f8,+0.7。 さて、今日の第二目標。警視庁水上警察署の警備艇桟橋へ。と言うのは、墨田川造船で4隻造っていたらしいが、私は目にする事なく忽然と消えていた。が、もしかして、ここに来ているのではと、現場確認。まあ、実際この目で見ないと納得もしないし。が、やはり、警視庁の船ばかりだった。が、なんか船尾に網の張ってある2隻。名前はお馴染みだが、良く見ると形が違う。やったリプレースだ。としているうちに、周囲には3人の警察官、水上警察署の門前にも4,5人。いやー、人気者は困るね。戦闘体勢を整えると、毎度の第一声「何してるの」。「写真撮ってるんだけど、問題ある」と容赦ない反撃。ここで「写真はいかん」とか返してくれると面白かったんだが、「いや、良いんだけど石とか投げるのもいるから」と。あとは世間話モード。警「なんで今日また」、私「新しいのがいるかもと思って」、警「なんで分かるの」、私「あの船とあの船があーでこーで…」、警「我々も知らないのに」、私(そりゃ君たちは警備艇を見て何年も経っとらんだろうが、私ゃそれこそ四半世紀前から知っとるし)、警「ロシア艦が来ていたでしょう」、私「あれは今月の雑誌で大々的に」とまあ、付き合ってらんないと、引き上げモードになっていった。7:28⇒8:49大崎⇒8:59新橋。

DD106 さみだれ むらさめ型6番艦「DD2235番艦」として、IHI石川島播磨重工業で建造が進められ、平成10年9月24日に進水し、鋭意艤装工事が行われていた。 艦名だが、本艦は「さみだれ」となった。しかし、「あめ」の名前は、色々と憶測を呼ぶ。もともと、名前が少ないのである。先代の護衛艦「むらさめ」「はるさめ」「ゆうだち」「いなづま・電」「いかづち・雷」はすでにリバイバルを果たし、「きりさめ」が加わった。あと「雨」を考えると「しぐれ・時雨」「ながあめ・長雨」「しゅうりん・秋霖」「おおあめ・大雨」「こさめ・小雨」「あきのながあめ・秋の長雨」なんていうのが有るが、「わたあめ・綿飴」なんかと変わらないような程度のものも有るから、実際艦名に成るのは難しい。そう、8隻ものシリーズの名前としては、元々困難だったのである。その先は、リバイバルで「あけぼの」や、「ありあけ」「ゆうぐれ」と来るかもしれない。

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新規作成日:1999年10月19日/最終更新日:1999年10月19日