770 東京港 IHI東京最終船 浚渫兼油回収船 白山 進水式

770 東京港 観測記 平成13年8月29日 水曜 曇り 15:00〜16:00

今日は国土交通省北陸地方整備局 大型浚渫兼油回収船「白山」の進水式の日だ。そして、IHI東京での最後の進水式である。ちょうど、総合火力演習の教育演習と重なり、涙の所だったが、何とか両立しそうなので、強行軍を決定。12:05畑岡駐車場⇒12:25?駅前駐車場/12:38御殿場線⇒13:22/13:26国府津・快速アクティー⇒14:29/14:33新橋⇒14:35/14:38有楽町⇒14:56?晴海三丁目。今日は、久々に晴海側から見学。工場内の場合、式典そのものも見学できるが、何と言っても逆光になる。15:30?式典が始まり、命名、15:43進水。16:05移動開始⇒16:13?バス⇒銀座四丁目・地下鉄⇒/16:36新橋⇒/18:13国府津⇒19:01御殿場⇒19:20頃畑岡。

石川島播磨重工業株式会社東京第一工場は、幕末の1853年に開設された徳川幕府の造船所に端を発し、石川島造船所を経て現在に至ったが、2002年3月、148年に及ぶ船舶建造の歴史に幕を閉じ、横浜工場に統合される。

(国土交通省港湾局環境・技術課) 平成13年7月2日
 国土交通省北陸地方整備局では、外洋での油流出事故に備えて大型油回収装置を搭載した浚渫兼油回収船の建造を進めてきましたが、来る8月29日、石川島播磨重工業株式会社東京第一工場(江東区豊洲)において命名・進水式を挙行することとなりました。
 平成9年1月に発生したロシアタンカー「ナホトカ号」の重油流出事故を契機に、外洋における流出油防除体制の強化が求められ、新潟西港で稼働中の浚渫船「白山丸」の代替船として昨秋より建造を進めてきました。完成後は、北陸地方整備局新潟港湾空港工事事務所(新潟市)に配備され、通常は新潟西港浚渫船として稼働します。
 大型の油回収装置を搭載した浚渫兼油回収船は全国で3隻目で、名古屋港及び北九州港に続き配備されるものであり、日本海側では初めてとなります。これにより、油流出事故発生時は、現場到着時間の大幅な短縮や速やかな回収作業が可能となります。
 特に、日本海側の中央部に位置する新潟港に配備されることで、事故発生後24時間以内に日本海沿岸で、48時間以内には3隻で日本周辺のほぼ全域で対応が可能となります。
 新船は、国土交通省として建造する初めての大型船で、皆さんから親しんで頂くため、船名は一般公募で「白山」と決定、進水式において命名します。

(時事通信)[8月29日21時7分更新]
幕末以来の船舶建造に幕=石播東京工場で最後の進水式
 石川島播磨重工業の東京第1工場(東京都江東区)で29日、国土交通省向けの大型しゅんせつ兼油回収船「白山」(全長94メートル、約4200トン)の進水式が行われた。同工場は2002年3月に閉鎖される予定で、新型船の進水式は今回が最後。幕末の1853年に開設された徳川幕府の造船所に端を発する同工場は148年に及ぶ船舶建造の歴史に幕を閉じる。
 この日の進水式には紀宮さまをはじめ、扇千景国土交通相、伊藤源嗣石播社長らが参列。最後の進水式を一目見ようと詰めかけた近隣住民など約4000人が見守る中、紀宮さまが船を支えている「支綱」を切断。「白山」がするすると海水に入っていくと一斉に拍手がわき起こった。 


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新規作成日:2001年8月30日/最終更新日:2001年8月31日