791 東京港 飛鳥救難訓練見学
791 東京港 観測記 平成13年11月13日 火曜 曇り 12:15〜15:45
- 漁業練習船 海鷹丸(東京水産大学) 月島埠頭F4バース在泊(南向き)
- 漁業練習船 神鷹丸(東京水産大学) 月島埠頭F6バース北橋在泊(南向き)
- 漁業取締船 白萩丸(水産庁) 月島埠頭F6バース南端在泊(南向き)
- 漁業調査船 照洋丸(水産庁) 晴海埠頭H3バース在泊(東向き)
- 海洋調査船 白鳳丸(東京大学) 晴海埠頭H4バース在泊(東向き)
- PL31 いず 晴海埠頭HJバース付近15:20出港(北向き)
- 客船 飛鳥(郵船クルーズ) 晴海埠頭HKバース付近在泊(南向き)
- AGB5002 しらせ 晴海埠頭HLバース付近在泊(南向き)
- DD108 あけぼの IHI石川島播磨重工業東側岸壁にて工事中(北向き)
今日は「平成13年度大型客船火災消火救助訓練」、クルーズ客船飛鳥(郵船クルーズ) を想定被災船にした救難訓練が行われるので出動。訓練は午後なので、午前中、参集する船舶も有るのだが、今回、晴海埠頭に絞る。12:10?晴海埠頭。今回は、取材申請で現場見学が可能となった。乗船後、報道各社約10名で、待機。12:20?想定現場を確認。12:30訓練開始、厨房より火災発生との想定、霧を発生した煙の現示は無し。自衛消防隊の初期消火、船内放水はないが、ホースを延ばして船外へも放水。避難誘導、乗員扮する乗客が、ボートデッキへ参集。負傷者の搬出と負傷者手当て。海上保安庁通報。13:00の海上保安庁機は機材都合で飛来せず。13:20海上保安庁スーパーピューマ飛来、直上からの吹き付けは物凄く、前回は吹き飛ばされそうで、まともに写せなかったが、少し外れるとそれほどではない。特殊救難隊降下はなく船上待機?、負傷者吊上げ、PL31いずへ搬送。13:30?消防船から特殊救難隊乗船、行方不明者船内捜索。13:50海上保安庁スーパーピューマ飛来、負傷者吊上げ、PL31いずへ搬送。14:00総員退船、救命艇2隻降下。14:10?消防船から機動防除隊乗船。14:30消防船艇5隻一斉放水。鎮火確認、14:40?終了。今回、飛鳥は17:00出港の為、救難訓練と、大忙しのようだ。その為か、規模縮小のようで、東京消防庁の実働も無かった。ちょうど、乗船客の乗船が始まり、14:50?下船、水上バスで移動と考えたが、晴海の浮き桟橋が工事中で寄港休止中とか。やむなくターミナル展望室から撮影。PL31いず は、15:20離岸したが、丁度セメント運搬船や、レストランシップの航行に阻まれ、15:40回頭、出港15:50レインボーブリッジ通過。バスで撤収。
おもな参加船舶
客船 飛鳥(郵船クルーズ)
PL31いず、PM89たかとり、PC23あわなみ、FL01ひりゅう、CL19ゆりかぜ、PC22はまぐも、CL02はやかぜ。CL208いそぎく、スーパーピューマ (海上保安庁/第三管区海上保安本部、東京、横浜、横須賀、千葉、各海上保安部)
きよたき (海上災害防止センター)
大型客船火災消火救助訓練は、平成11年5月21日のマレーシア沖での「サン・ビスタ」号火災沈没事故、同年7月27日の高知県での「フェリーむろと」座礁事故が相次いで派生したことを踏まえ、海上保安庁第三管区海上保安本部、社団法人 日本外航客船協会、海上災害防止センター、などにより、一昨年から実施され、今回で3回目である。
機動防除隊はオイルフェンスを展張する仕事だけではなく、全国各地で発生する海難等により海上に排出された油、有害液体物質、危険物等の防除措置や海上火災に対する消火及び延焼防止措置に関し、現場において技術的な指導・助言を行っている。
新規作成日:2001年11月13日/最終更新日:2001年11月28日