792 東京港 南極観測支援 AGB5002しらせ 出港

792 東京港 観測記 平成13年11月14日 水曜 晴れ 10:10〜12:20

今日は AGB5002しらせ が、南極観測支援の為、出港する日だ。AGB5002しらせは、先代のAGB5001ふじ、その前のPL107宗谷に続く、南極観測支援の為の船舶だが、南極観測船は、あくまで俗称、通称であり、海上自衛隊の艦は「砕氷艦」である。しらせ の出港は、例年11月14日で、また、天候に恵まれない日でも有るが、今日は久しぶりの好天だ。10:10?晴海到着、見送りともども乗艦、出港式を見学。前回まで、観測隊員も一緒に乗艦していったが、今年から、空路で時間を節約するので、見送り行事は規模縮小かと思われたが、それらしいものが行われた。紙テープが飛び交う中、12:00南極へ向け、出港して行った。
マストには「B」旗が揚がっていたが、ダイナマイトを搭載している為と言う。
今回、見送りに、しらせ誘致運動(秋田県青年会議所)のブースが出ていて、署名を集めていた。白瀬矗中尉の出身地でも有り、白瀬南極探検隊記念館があることから、艦名にもなった「しらせ」の退役後の誘致を計画しているようだ。船体が大きいので色々難しいとも思うが、北極観測ツアーを含めた、動態活用も試案しているようだ。

●本日の行事 8:30家族乗艦開始、10:40海上幕僚長乗艦、10:55出港式、、11:15家族退艦完了。11:40艦長挨拶、11:55艦長乗艦、12:00出港。
●海上自衛隊 第43次南極地域観測協力 期 間 13.11.14(水)〜14.4.13(土)
指揮官 砕氷艦「しらせ」艦長 1等海佐 石角 義成、乗組員 174名(幹部33名、准曹士141名)
総行動日数151日、南極圏行動日数99日、総航程約20,000浬
協力の概要
・人員・物資輸送
往路:63名(フリーマントル〜昭和基地)、第43次南極地域観測隊員 隊長 西尾 文彦 以下56名(夏隊員16名、越冬隊員40名)、同行者7名(報道関係者4名、大学院生2名、民間機関等研究者1名)、約1,105t(昭和基地 約1,035t、S-16 約44t、艦上使用 約26t)。復路:63名(昭和基地〜シドニー)、(第42次越冬隊員40名、第43次夏隊員16名、同行者7名)、 約320t(廃棄物等持チ帰リ物資)
・支援作業
野外観測支援(観測隊ガ計画スル野外観測(リュツォ・ホルム湾周辺)において、人員、器材等の空輸を実施する。)。 基地作業支援(昭和基地における建設工事、機器整備作業及びS-16(内陸旅行拠点)における荷受作業を支援する。)。海洋観測支援(観測隊員が計画する停船観測等、艦上で行われる各種観測を支援する。)

◎白瀬南極探検隊記念館 018-0302 秋田県由利郡金浦町黒川岩潟15-3
\300 9:00-17:00 月曜休館 開南丸★ 1911(明治44)年白瀬矗中尉の南極探検に関する展示。


戻る TOPに戻る

新規作成日:2001年11月14日/最終更新日:2001年11月14日