863 東京港 近海郵船RO/RO船「しゅり」就航披露
863 東京港 観測記 平成14年7月15日 月曜 曇り/晴れ 10:30〜13:15
- RO/RO船 しゅり(近海郵船) 有明埠頭VKバース付近在泊(北向き)
- フェリー おーしゃんいーすと? 有明埠頭VABバース付近在泊(南向き)
- フェリー おーしゃんのーす 有明埠頭VACバース付近在泊(南向き)
- RO/ROフェリー さんふらわあとまこまい 有明埠頭VADバース付近在泊(南向き)
今日は、近海郵船の新造RO/RO船「しゅり」が就航披露を行うので出動。11:00-15:00のように聞いたので、各所調整し、先にこちらへ。15日ということで道路混雑もあって、公共交通にしようかとも考えたが、対岸から全景も撮影したいので、車で。
9:47駐車場⇒レインボーブリッジを渡ってお台場地区へ。先ずは対岸から撮影。船体のオレンジ色が眩しい。続いて有明埠頭VKバースへ。
11:00乗船。後部ランプより車輌甲板へ。一層上がって、車輌甲板。船首側から、船首甲板へ出て、2層上がって船橋。ランプウェイが右舷のみなので、右舷付けとなる為、船橋は、中央と右舷をカバーする非対称型である。船橋直後には船長室。一層下がって、事務室、ランドリー、食堂、ドライバーズルーム等がある。食堂では、各種ドリンクと、軽食により、軽い就航披露パーティーとなっていた。ドライバーズルームは、3人部屋が3室あるのだが、現時点では、航路申請に入っておらず、旅客運送は行わない。通路を後方へ進み、何層か下がると、機関室。車輌甲板へ出て、もう一層下の車輌甲板へ。船体後部は機関がスペースを占めているが、船首側には2層の車輌甲板がある。最下層へは、トレーラーごとリフトダウンする。リフトの荷重は45tであり、陸上自衛隊の大半の車輌の運搬も可能だ。戻って、船尾ランプウェイより下船。船体のオレンジ色だが、先に就役した日本海航路の船が、目立つ塗装ということでオレンジ色を採用し、本船もそれにあわせたとの事。
すいている状況、18-35mm広角、と都合3巡り。13:00を過ぎると閑散とし始め、聞くと13:00迄とのこと。13:15撤収、対岸から再び撮影し、14:10駐車場。
近海郵船(東京、前田恭孝社長)は、那覇―大阪―東京の貨物定期航路に新造船の「しゅり」を就航させた。
この就航に合わせて、従来の那覇港―大阪港航路を、東京港まで延長。
更に、琉球海運と業務提携し、両社で週3便(往復)体制の確立を図った。
9日に大阪より初就航。
11日朝に那覇港(新港)に初入港、同日那覇市内のホテルで記念パーティーも行われ、夕方大阪向け出港した。
琉球海運との業務提携は、スペース交換方式により行われる。
これは、あらかじめ、両社間の取り決めにより、相手社船の貨物スペースと、自社船のものを交換し、相手社の航海によっても、自社分貨物を運搬することを可能とするもの。
別の形態としては、両社合弁により、集荷、運航を分かち合う方式もある。
琉球海運では、既に同航路に、「みやらび」と「にらいかない」を就航させており、本船の投入で、週3便体勢となる。
また、近海郵船では、既に、北海道航路(東京港−苫小牧港、東京港−釧路港)を運航しており、今回の体勢によって、北海道から沖縄までの、一貫した運航体勢が整備されることとなった。
しゅり 総トン数 約9813t、重量トン数 約6000t 、航海速力 21kt 、積載能力 12mシャーシ122台 乗用車約100台 、建造年月 平成14年7月、船籍 愛媛 波方
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新規作成日:2002年7月15日/最終更新日:2002年7月15日