890 横浜港 平成14年度大型客船火災消火救助訓練

890 横浜港 観測記 平成14年10月21日 月曜 小雨 9:15〜11:00

今日は、クルーズ客船ぱしふぃっくびいなすを想定被災船にした救難訓練が行われるので出動。
ちと油断していたら、到着が9:00桜木町⇒バスで大桟橋。桟橋に上がった9:15に、ちょうど想定災害発生のアナウンス。9:15訓練開始、大桟橋へ向け航行中の大型客船「ぱしふぃっくびいなす」メインラウンジより火災発生との想定。自衛消防隊の初期消火、船内放水はないが、ホースを延ばして船外へ放水。避難誘導、9:20乗員扮する乗客が、ボートデッキへ参集。負傷者の搬出と負傷者手当て。海上保安庁通報。9:23海上保安庁スーパーピューマ飛来。特殊救難隊降下。9:28神奈川県警ヘリ状況監視。9:30 CL114のげかぜ から特殊救難隊乗船、行方不明者船内捜索。9:40警察消防地上部隊展開。9:50ヘリと船艇が、飛び込み者救助。10:06海上保安庁スーパーピューマ飛来、負傷者吊上げ搬送。 (想定)大桟橋着桟、10:20海上保安庁 乗船。10:25総員退船。神奈川県警、横浜市消防局 乗船。10:40消防船艇4隻一斉放水。10:50鎮火確認、訓練終了。

大型客船火災消火救助訓練は、平成11年5月21日のマレーシア沖での「サン・ビスタ」号火災沈没事故、同年7月27日の高知県での「フェリーむろと」座礁事故が相次いで派生したことを踏まえ、海上保安庁第三管区海上保安本部、社団法人 日本外航客船協会、海上災害防止センター、などにより、平成11年から実施され、今回で4回目である。今年は始めて、横浜港で実施された。

おもな参加部隊
(日本クルーズ客船)客船 ぱしふぃっくびいなす
(神奈川県警本部) 警備艇 しょうなん、ゆり、みうら、はやかぜ、ヘリ はまかぜ、おおやま、車両13台
(横浜市消防局) 消防艇 よこはま、あけぼの、消防隊6隊
(横浜市港湾局) 港務艇
(横浜港振興協会)
(海上保安庁/横浜海上保安部、羽田航空基地) PL31いず、FL01ひりゅう、PC22はまぐも、PC78いそづき、CL01いそかぜ、CL50はまかぜ、CL114のげかぜ、SSれお、スーパーピューマMH685

訓練項目
情報伝達・通信体制の確保 (ぱしふぃっくびいなす、海上保安庁)
自船消火 (ぱしふぃっくびいなす)
乗客の避難誘導 (ぱしふぃっくびいなす、横浜市港湾局、横浜港振興協会)
船内負傷者吊上げ救助 (海上保安庁)
海中転落者の捜索救助 (神奈川県警察、横浜市消防局、海上保安庁)
派遣消火 (横浜市消防局、海上保安庁)
船内行方不明者の捜索救助 (神奈川県警察、横浜市消防局)
消防船艇による一斉放水 (横浜市消防局、海上保安庁)

過去の訓練
平成11年度 1999.11.5 東京港 商船三井客船ふじ丸
平成12年度 2000.12.14 東京港 日本クルーズ客船) ぱしふぃっくびいなす
平成13年度 2001.11.13 東京港 郵船クルーズ 飛鳥


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新規作成日:2002年10月21日/最終更新日:2002年10月26日