897 東京港 南極観測支援 AGB5002しらせ 出港、港区郷土資料館「江戸動物図鑑」展、植村冒険館、映画 K-19 試写会

897 東京港 観測記 平成14年11月14日 木曜 晴れ 10:02〜12:30

今日は AGB5002しらせ が、南極観測支援の為、出港する日だ。AGB5002しらせは、先代のAGB5001ふじ、その前のPL107宗谷に続く、南極観測支援の為の船舶だが、南極観測船という呼び方は、あくまで俗称、通称であり、海上自衛隊の艦としては「砕氷艦」である。しらせ の出港は、例年11月14日で有るが、特に記念日という事ではなく、南極でのスケジュールを例年にあわせる為だという。10:02晴海到着、見送りともども乗艦、ちょうどリハーサルをやっていた。出港式を見学。前々回まで、観測隊員も一緒に乗艦していったが、去年から、空路で時間を節約するので、見送り行事は規模縮小かと思われたが、それらしいものが行われている。出港の挨拶の後、艦長乗艦。11:42舷梯格納。紙テープが飛び交う中、11:53離岸、12:00南極へ向け、出港して行った。
途中目撃した、新造警備艇らしき船を確認に行くのだが、以前の定位置には確認できなかった。
続いて、港区郷土資料館で行われている「江戸動物図鑑」展を見学。
ふと、都営一日券で動けるので、14:00-15:00植村冒険館を見学。
18:30-21:45新橋ヤクルトホールで、映画 K-19 試写会。冷戦下のソ連海軍において、実際に起こった事故をもとにしている。艦内表示などは、ロシア語(キリル文字)なのだが、俳優も制作もアメリカという事なのか、全編英語である。いずれにせよ日本語は字幕になるのだから、ロシア語の響きを聞きたかった。最大の気になる点は、Captain、艦長、大佐が混同されている。一般大衆には影響ないが、階級章や指揮系統として見ていると、混乱をきたす。

●本日の行事 8:30家族乗艦開始、10:40海上幕僚長乗艦、10:55出港式、11:15家族退艦完了。11:40艦長挨拶、11:55艦長乗艦、12:00出港。
●海上自衛隊 第44次南極地域観測協力 期 間 13.11.14(木)〜14.4.13(日)
指揮官 砕氷艦「しらせ」艦長 1等海佐 原口 一之、乗組員 174名(幹部33名、准曹士141名)
総行動日数151日、南極圏行動日数99日、総航程約20,000浬
協力の概要
・人員・物資輸送
往路:63名(フリーマントル〜昭和基地)、第44次南極地域観測隊員 隊長 鮎川 勝 以下57名(夏隊員17名、越冬隊員40名)、同行者10名(報道関係者9名、大学関係者1名)、約1,194t(昭和基地 約1,035t、S-16 約44t、艦上使用 約26t)。復路:63名(昭和基地〜シドニー)、(第43次越冬隊員40名、第44次夏隊員17名、同行者6名)、 約310t(廃棄物等持ち帰り物資)
・支援作業
野外観測支援(観測隊が計画する野外観測において、人員及び器材等を空輸する。) 基地作業支援(昭和基地における建設工事、機器整備作業及びS−16(内陸旅行拠点)における荷受作業を支援する。)海洋観測支援(観測隊員が計画する停船観測等、艦上で行われる各種観測を支援する。)

◎港区郷土資料館 (03-3452-4966) 港区芝5−28−4
\0 9:00-17:00 月曜休館 港区の郷土歴史に関する展示。さわれる展示室には、クジラの骨格標本もある。
◎植村冒険館 (03-3969-7421) 板橋区蓮根2−21−5
\0 10:00-18:00 月曜休館 冒険家植村直己氏に関する展示。山や自然、冒険に関する図


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新規作成日:2002年11月14日/最終更新日:2002年11月15日