989 浦和 見沼通船堀 閘門開閉実演

989 浦和見沼通船堀 観測記 平成15年8月26日 火曜 晴れ/曇り 10:00〜15:00

今日は、さいたま市(浦和)にある、見沼通船堀の閘門開閉実演を見に出動。
8:09西小山⇒東急目黒線・営団地下鉄南北線・埼玉高速鉄道⇒9:15/9:24東川口⇒9:28南浦和。さて徒歩でと思ったが、ぜんぜん違う方向へ進んでいた。JRの駅は通常線路を挟んで出入り口が有るが、ここは線路の直上に有った為、方向を見誤っていた。
約15分のロスで気を揉んだが、10:00の開始のアナウンスを聞こえる位地には到達できた。
見沼通船堀は、パナマ運河と同様の閘門式で、水位を調整して行く。地形や水位などが当時とは必ずしも同様でない為、閘門の実演を行なうのは一の関で、二の関は舟を入れるだけで通過はしない。
開始時点では、一の関に角落が既に数枚入れられていた。順次各落をいれ、水を溜めての繰り返しで、11:12 二の関に進んでいった。10:50 船歌保存会のみなさんの踊りが行われた。
11:20 一の関の角落を順次外して行き、水位を下げて、11:35午前の実演を終了。
周囲には埋め尽くすほどの観覧者。
時間があるので、差配(船割役宅) 鈴木家住宅へ。附属建物の公開は土日らしいが、見学者もいるようだ。
12:20 一の関に角落が数枚入れられていた。
13:00午後の部開始。順次各落をいれ、水を溜めての繰り返しで、13:54 二の関に進んでいった。13:30 船歌保存会のみなさんの踊りが行われた。
14:03 一の関の角落を順次外して行き、水位を下げ、14:20午後の実演を終了。
午後の実演の観覧者は、午前の6割くらいだろうか。
14:28ヒラタ舟を揚収。

◎見沼通船堀 さいたま市大字大間木・下山田新田
・ 鈴木家住宅 附属建物
\0 10:00-16:00 土日のみ公開

見沼通船堀
芝川と見沼代用水を結び、江戸と川越に至る村々との間に船を通わせて物資を運ぶため、享保16年(1731年)に幕府勘定吟味役伊沢弥宗兵衛為永によって造られた運河。
芝川と見沼代用水とは、水面の高さに3mほどの差があるため、途中二ヶ所の閘門(開閉できる堰)を設けて水位を調節しながら船を通す構造となっているのが特徴で、パナマ運河と同じ仕組みの閘門式運河では国内最古といわれている。
東縁路が約390m、西縁路が約654mある。
見沼通船堀は、見沼代用水から芝川へ流れる水を堰きとめることにより、水位の調整を行なっている。
関は「角落」と言われる板を積み重ねる方式で、水圧により堰をなしている。
昭和57年7月3日、国の指定史跡になり、市と地元の人たちによって保存に努められている。


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新規作成日:2003年8月26日/最終更新日:2003年8月27日