第2回西太平洋潜水艦救難訓練
1. 訓練名 パシフィック・リーチ2002
2. 訓練目的 潜水艦救難技量の向上及び参加各国との信頼関係の増進
3. 期 間 14年4月22日(月)〜5月2日(木)
4. 場 所
(1)潜水艦救難訓練 九州西方海域
(2)陸上訓練及び諸行事等 佐世保
5. 参加国等
国名、参加艦艇、備考
日本
・潜水艦救難母艦 ちはや(DSRV×1機を含む)
・潜水艦 あきしお
・掃海母艦 ぶんご
米国
・潜水艦 ラ・ホーヤ(LA JOLLA)
・DSRV×1隻
・サルベージ艦 セーフガード
韓国
・潜水艦救難母艦 チョン・ヘジン(Cheong Haejin)(DSRV×1機を含む)
・潜水艦 ジュン・ウォン(JEONGUN)
オーストラリア
・潜水艦 ファンコム(FARNCOMB)
シンガポール
・共同訓練司令部要員のみ
オブザーバー等派遣国
カナダ、チリ、インドネシア、インド、中国、フランス、イギリス
6. 訓練概要等
(1)訓練概要
本訓練は、参加国の潜水艦を沈座(海底に着底)させておき、各国が有する潜水艦救難艇により順次数名の乗員を脱出させるという内容であり、いわば参加国の潜水艦救難技術の向上を図るものである。
(2)訓練予定
4.22(月) 開会式
23(火)〜24(水) 陸上訓練等
25(木) 佐世保出港
27(土)〜30(火) 洋上訓練等
5. 2(木) 佐世保入港・閉会式
http://www.chinfo.navy.mil/navpalib/images/in-news2.html
http://www.chinfo.navy.mil/navpalib/ships/submarines/lajolla/lajolla-mystic.jpg
http://www.chinfo.navy.mil/navpalib/ships/misc/dsrv/mystic-japan.jpg
に、出港時の、アメリカ潜水艦 ラ・ホーヤ(LA JOLLA)と、搭載されている DSRVの写真が紹介されている。
日本の海上自衛隊ではDSRVは母艦から運用するが、アメリカでは、かつて母艦は双胴型のピジョンという型を保有していたものの現在ではリタイアしており、必要な時にDSRVを空輸して、近くの港で潜水艦に乗せ、現場に行かせるシステムをとっている。
今回、潜水艦ラホーヤに、ラックを付けて、その上にDSRVを乗せている。
学研 世界の潜水艦 27ページも参照
海上の母艦と海底の事故潜水艦とを往復させると、DSRVはもぐったり浮上したりと時間がかかるが、このように潜水艦に乗せて行くと、事故潜水艦の近くにまで、救援潜水艦が近寄れるので、DSRVのピストン輸送にかかる時間が短縮さる。
新規作成日:2002年4月25日/最終更新日:2002年5月1日