中国艦艇日韓訪問
中国艦艇韓国訪問
「人民網日本語版」2002年5月7日
中国海軍艦艇編隊、初の韓国訪問に向けて出発
嘉興号、連雲号といったミサイル護衛艦から編成される、中国人民解放軍海軍艦艇編隊が、編隊指揮員を務める海軍副参謀長・周伯栄少尉に率いられ、韓国仁川に向かい上海を離れた。
韓国を訪問する2艘の軍艦は、中国が独自に設計・製造したもの。今回は8日間で1010海里を航海する。士官と兵士438人が中国人民と軍隊の平和の使者として、初めて韓国を訪れる。
「人民網日本語版」2002年5月9日
中国海軍艦隊、韓国を訪問
ミサイル護衛艦「嘉興号」と「連雲港」号から成る中国人民解放軍海軍艦隊は8日、韓国の仁川港に到着し、4日間の友好訪問を開始した。
今回の中国海軍艦隊の訪韓は、2001年10月に韓国海軍巡航編隊が上海の呉淞を訪問したことに対する返礼である。中国海軍艦隊が韓国を訪問するのは今回が初めて。
上記記事中、
艦艇編隊:艦隊
編隊指揮員:艦隊司令官
周伯栄少尉:周伯栄少将?
と思われる。
当初、日本、韓国の、極東ツアーを企画していたが、小泉総理の靖国神社参拝を問題として、我が国への訪問は、見送られた。
2001年5月11日[毎日新聞によると] 防衛庁の佐藤謙事務次官と、中国人民解放軍の熊光楷・副総参謀長による日中防衛次官級協議が2日、同庁内で行われた。その結果、艦船の相互訪問について、まず中国海軍艦船が2001年来日し、海上自衛隊の艦船が2002年に訪中することで基本合意した。
その後、小泉内閣発足で外務大臣交代前後の情勢により、白紙の噂も流れているが、進捗がない情況が正確らしかった。
年も改まり、2002年春の寄港へ向け、調整が始まったようだ。
[共同電によると]複数の艦艇が5月14日〜17日の間、晴海に寄港するとのこと。
尚、ここまでに数度に渡り、白紙の話も上がっており、また、中国の排他的経済水域での不審船調査に対する問題から、紆余曲折が見込まれた。
また、秋には、海上自衛隊50周年記念観艦式の招待の絡みもあり、事前訪問と言う形の国際儀礼上の問題も存在する。
5/14 10:00-5/17 10:00 晴海寄港の見込みとなった。
予定バースはHI、HJの模様で、たまたま客船の予定がある為か、一般公開無しを前提とした物かは不明。
艦名は LIANYUNGANG、JIAXING があがっているが、ジェーン年鑑などにも該当艦名の記載はなく、比較的新しい、Jiangwei-II (Project F22) class フリゲートかも知れない。
D: 1,700 tons (2,180 fl)、S: 27.2 kts、Dim: 112.0 x 12.4 x 3.5 (hull)
A: 6/C-802 SSM (III x 2)、1/HQ-7 (Crotale Modulaire) SAM syst. (VIII x 1; 16 missiles)、2/100-mm 55-cal. DP (II x 1)、8/37-mm 63-cal. Type 76A AA (II x 2)、2/Type 87 ASW RL (VI x 2)、1/Z-9A (AS.365N Dauphin) helicopter。
連雲港(LIANYUNGANG / リエンユンカン) 、江蘇(JANGSU / ファンスー)省の都市名
嘉與(JIAXING / カシン) 、浙江(ZHEJIANG / チョーチァン)省の都市名
新規作成日:2002年5月7日/最終更新日:2002年5月10日