横浜港大さん橋 国際客船ターミナルオープン
2002年6月1日、横浜港 大さん橋 国際客船ターミナルが新しくなりオープンします。
港ヨコハマに、また一つ魅力的なスポットが誕生します。
6月2日の開港記念日には、第一船の大型客船が入港し、オープンに華を添えます。
横浜の海の玄関口 大さん橋
大さん橋ふ頭は、明治27(1894)年の完成以来、国内外の多くの客船を受け入れ、横浜の発展に大きく貢献してきました。しかし、老朽化のため、昭和63(1988)年に、さん橋部分の工事に着手、平成12(2000)年からは、ターミナル部分の建築工事を行ってきました。
当初、平成11年度末までに完成予定でしたが、阪神大震災の教訓により、耐震性を強化、再設計した為、大幅に完成が遅れる事となっていました。
新しいターミナルは、地上2階地下1階建てで、3万t級(日本籍の主な客船)の客船なら同時に4隻、7万t級(クイーンエリザベス2など)なら2隻着岸できます。利便性の向上により、大型客船の入港数も増加します。
横浜港では、今年1月〜8月には前年同月と比べ約7割増加し、のべ50隻が入港予定。横浜に大きな経済効果をもたらすことが期待されています。
2002年6月2日には、「クリスタルハーモニー(4万8621t、バハマ籍)」が、オープン後第一船として入港します。当日は屋上広場で、船長なども交え歓迎セレモニーを行います。
・10時〜歓迎セレモニー(船長、設計者などのあいさつほか)
・10時40分〜アトラクション(ブラスバンド、韓国舞踊ほか)
港と客船を身近に親しめる場に
ターミナルのデザインは、国際設計コンペにより選ばれた、英国在住の建築家によるものです。内部は柱や梁がなく、大空間を生み出しています。また、階段がなく、スロープやエレベーターで移動でき、バリアフリーに対応しています。
屋上部分は、波をイメージした曲面からなる個性的なデザインで、24時間市民に開放される広場になっています。
7月20日の「みなと祭国際花火大会」では、山下公園前海上から打ち上げられる花火を、間近で楽しむことができます。
2002年6月1日には、1階の駐車場、2階の客船ターミナル部分、屋上の広場と送迎デッキがオープンします(屋上の一部分-先端付近の約3割-は7月、2階の大さん橋ホールは12月完成予定)。
また、ターミナル内には、市民の活動の場として利用できるスペース(100〜2000平方メートル)もあります。客船ターミナルとしての機能に加え、港と客船を身近に親しむことができる市民の交流の場として、大きく生まれ変わります。
尚、従来のターミナルも、大桟橋に繋留できない小型船のターミナルとして、今後も活用されます。
交通案内
関内駅下車徒歩約15分、横浜駅か桜木町駅からバス大さん橋下車
問合せ 港湾局振興事業課(TEL 045-671-2888、FAX 045-671-7310)
新規作成日:2002年5月10日/最終更新日:2002年5月10日