環境にやさしいFRP船「エコ・ボート」

国土交通省では、「FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト」を進めており、FRPリサイクルのほか、長く使いつづける事が出来る(環境にやさしいリユース性の高い)FRPボート、通称「エコ・ボート」の研究が、(独)海上技術安全研究所及び(社)日本舟艇工業会において行われている。
2002.11に実験艇が進水して、各種の実験が続いていた。
平成15年1月24日には、エコ・ボートの完成披露会が、東京の夢の島マリーナで開催された。
2003年2月8日、東京有明ビックサイトで開催された、第42回東京国際ボートショーでは、エコボート命名式が行われた。

外見は、通常のモーターボートと変わりないが、船体の構造に違いがある。
本艇の外板は、FRPの中に発泡体を満たした構造となっており、外板だけで強度を保つことができる。 このため、使用形態の変化に合わせた艇の上部構造物の変更が可能となっている。 また、内部の発泡体が浮力材の役目も果たしているため、不沈構造となっており、高い安全性を確保している。
また、船体の左右に開閉可能な出入り口が設置され、乗降性が向上しているが、これも本艇の船体強度の向上により可能となっている。


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新規作成日:2003年2月9日/最終更新日:2003年2月9日