Jpn 測量船 HL01 昭洋型 MSA

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測量船 HL01 昭洋 型
目下、海上保安庁最新最大の測量船である。
大陸棚調査、地震火山噴火予知調査、外洋での海洋調査など、幅広い任務をこなす。
船尾甲板には、各種、測量・観測装置を搭載している。
その運用のために、船尾幅は、一般船よりもかなり広く確保されている。
船内には、採取したデータを即座に処理するための、各種分析装置を搭載している。
海中への放射雑音低減のため、測量船として初めてディーゼル電気推進方式を採用している。
大型測量船は、本庁海洋情報部(旧 水路部)直轄で、東京港が定係港となっている。
船容は、PL31いずに似ている。
搭載する「マンボウ2」は、無人操縦も可能な測量艇であるが、乗員による有人操作も可能である。
無人操縦艇は、海底火山の観測など、職員を危険に晒すことなく観測が行える。
背景には、昭和27年に明神礁において海底火山観測中に、測量船「第五海洋丸」が遭難し、調査班員9人、乗組員22人が殉職した教訓によるものである。
就役の年には、船型のデザインが優れていることから「シップオブザイヤー98」を受賞している。
目下、本船と「拓洋」は、2009年5月のデータ提出期限を前に、全力で大陸棚調査に当たっている。
長船首楼型。
船名は、「昭洋」など、「洋」に因んで命名されている。

総トン数: 3128t
全長: 98.0m
最大幅: 15.2m
深さ: 7.8m
主機: ディーゼル 2基 推進モーター2基 2軸
出力: 8100馬力
速力: 16.5kt
航続距離: 12,000浬(約2万2千km)
主要観測機器:
・複合測位装置
・マルチビーム測深機(シービーム)
・深海用曳航式サイドスキャンソナー(愛称:ANKOUアンコウ)
・深海用音波探査装置120ch
・表層探査装置
・海上磁力計
・海上重力計
・炭酸ガス計
・航用波浪計
・CTD(塩分、水温、深度自動測定器)
・ADCP(超音波流速計)
船質: 鋼
航行区域: 遠洋(国際航海)
最大搭載人員: 37名

同型船
測量船 HL01 昭洋 (HL01昭洋型) 平成10年3月20日 東京



HL01昭洋 (平成10.4.10)

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HL01 昭洋(4/26)




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新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2004年11月9日