Jpn 巡視船 PM21 とから型 MSA

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350トン型巡視船 PM21「とから」型
新高機能型巡視船
平成11年発生の「能登半島沖不審船事件」の教訓から、高速性能と領海警備任務を重視して計画されている。
PM95「あまみ」以来10年を経て建造された中型巡視船。
従来の中型巡視船の速力18ktを一挙に5割以上強化した。
高速特殊警備船PS201「つるぎ」型に比べ、巡視船としての汎用性が高くなっており、高機能型巡視船とも呼ばれる。
高速発揮のため、船体は軽合金、推進装置はウォータージェット3基と強力である。
尚、中央軸には推進方向変換ノズルが着いておらず、遠目には2軸のようにも見える。
船橋側面には、電光表示板が備えられ、船名判読機能付探照灯、が装備される。
機銃は赤外線暗視装置連動型のものとなる。
船尾右舷に装備されている新型の搭載艇揚収降下装置は、航行中でも作業が行える。
20mm多銃身機関砲は、遠隔操作型RFS(Remort Firing System)で、武器使用時の乗員の安全性と、射撃精度の向上が図られている。
3番船PM23「おいらせ」は、船橋の座席がハイバックシートとされ、乗員の負荷軽減策が図られている。
船名は、九州の「福江」、青森の「奥入瀬川」などに因んで命名されている。
船価は約25億円。

改とから型が、平成18年度概算要求で、6隻の建造が計上されている。

総トン数: 335t
全長: 56m
最大幅: 8.5m
深さ: 4.4m
主機: ディーゼル3基 ウォータージェット3基
出力: 3000馬力
速力: 30+kt
武器: 20mm多銃身機関砲×1
船質: 軽合金
航行区域: 近海

同型船
PM21 とから 平成15年3月12日 串木野
PM22 ふくえ 平成15年3月12日 五島(旧 福江)
PM23 おいらせ 平成16年3月18日 青森


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新規作成日:2002年12月26日/最終更新日:2005年10月3日