Jpn 巡視船 PS101 あかぎ型 MSA

特130トン型巡視船 PS101「あかぎ」型
200浬時代に対応し、高速性を有する、特130トン型巡視船。
従来の小型巡視船が、排水型の船で有ったのに対し、やや滑走型の船型となっている。
任務や計画時期の違いにより、前期型(1、2番船)、中期型(3〜5番船)、後期型(6、7番船)に分けられ、船橋構造や、武器:などに相違が見られる。
前期型は、新海洋秩序(領海12浬や200浬の漁業水域などを設定)による外洋行動向けに建造。 中期型は、大阪湾における航路哨戒を目的とし、船橋(操舵室)を拡大。 後期型は、船橋前方を傾斜した、前期型の改良版となっている。
外洋型の4隻は13mm単装機銃を備え、中期型3隻は代わりに放水銃を備えている。
海上自衛隊のミサイル艇と、ほぼ同程度の大きさ。
従来の小型巡視船とは、船体設計が大きく異なるが、船橋などの配置は、従来のスタイルを踏襲している。
船名は、群馬のの「赤城山」、茨城の「筑波山」、九州の「高千穂」などに因んで命名されている。

総トン数: 189t(旧)
満載排水量: 115t
全長: 35m
最大幅: 6.3m
深さ: 3.4m
主機: ディーゼル 2基 2軸
出力: 4800馬力
速力: 28kt
航続距離: 500浬
武器: 13mm単装機銃 ×1(中期型はなし)
船質: 高張力鋼
航行区域: 沿海
最大搭載人員: 12名

同型船
PS101 あかぎ 昭和55年3月26日 那珂湊
PS102 つくば 昭和57年2月24日 銚子
PS103 こんごう 昭和62年3月16日 大阪
PS104 かつらぎ 昭和63年3月24日 大阪
PS105 びざん 昭和63年3月24日 和歌山
PS106 しづき 昭和63年3月24日 萩
PS107 たかちほ 昭和63年3月24日 細島


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新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2004年11月12日