Jpn 高速特殊警備船 PS201 つるぎ型 MSA

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高速特殊警備船 PS201「つるぎ」型
本型は、言うまでもなく、北朝鮮の能登半島沖不審船追跡の教訓から建造された、高速警備救難用巡視船である。同様に、海上自衛隊では、航洋性のあるミサイル艇を建造した。
赤外線捜索監視装置(夜間暗視装置)、ダメコンを装備(系統の二重化により被害による機能停止を防止)する。
ダメージコントロール機能を備えているが、これは、艦艇で言う、被害拡大防止体制とは、やや異なり、系統の二重化により、被害による機能低下を極限することとされている。
ウォータージェット推進、ディーゼル3基3軸。船の半分は動力と思われ、確かに高速そうである。ま45ktくらい楽に出ないと40ktの船は追跡できまい。
能力秘匿は、必要時に遺憾なく発揮されると言うものの、抑止効果としては、内外にその能力・体制を誇示することが有効と考えるが、当局とは見解が異なるようだ。
船価は約23億円。
PS202「ほたか」は、平成16年1月に、航行不能となった北朝鮮の漁船から乗員を救出しており、不審船対策とともに、海難救助にも活躍している。
船名は、北陸の「剣山」「穂高」「乗鞍岳」、鹿児島の「開聞岳」、関東の「浅間山」、南アルプスの「鳳凰山」などに因んで命名されている。

総トン数: 220t
全長: 50.0m
最大幅: 8.0m
深さ: 4.0m
主機: ディーゼル 3基, ウォータージエット 3基
速力: 40+kt
武器: 20mm多銃身機関砲×1
航行区域: 近海

同型船
PS201 つるぎ 平成13年2月15日 新潟
PS202 ほたか 平成13年3月16日 舞鶴
PS203 のりくら 平成13年3月16日 金沢
PS204 かいもん 平成16年4月21日 名瀬
PS205 あさま 平成16年4月21日 浜田
PS206 ほうおう 平成17年3月竣工予定 長崎


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新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2004年11月30日