中型飛行機 ビーチ200T/B200T
中型飛行機 ビーチ200T/B200T
新海洋秩序に伴い、整備された。
アメリカ、ビーチクラフト社のビジネス機、スーパーキングエアの警備救難仕様で、ビーチクラフト・マリタイム・パトロールと呼ばれる。
原型に対して、救難用として航続距離を延伸するために、容量約200リットルの燃料タンクを翼内に設けている。
また、機体後部に見張り窓や、救難機材投下口が設けられている。
機体下面に全周をカバーする捜索レーダーを装備している。
任務にあわせて、夜間監視装置や水路観測機器の搭載も可能である。
最終導入の2機は、搭載エンジンが改良型のため、B200T型と呼ばれるが、基本的に同一機種である。
合計17機導入されたが、現在使われているのは、10機である。
正式名称は、ビーチクラフト式200T/B200T型。
現在10機が配備されており、各地の航空基地をベースに行動している。
海上保安庁の航空機には、愛称がつけられており、八尾所属機は「なにわ」、新潟所属機は「とき1号」、鹿児島所属機は「さくらじま」などと呼ばれている。
同一の機種でありながら、まったく独立した名前となっているのは、所属管区ごとに命名されているためである。
全長: 13.3m
全幅: 17.3m
全高: 4.4m
自重: 3657kg
最大離陸重量: 6349kg
発動機: ターボプロップ2基
出力: 850馬力×2
最高速力: 273kt
巡航速力: 204kt
航続距離: 1460浬
最大搭乗者数: 9名
MA 817 うみねこ1号 昭和55年9月13日 仙台航空基地
MA 818 とき1号 昭和55年11月14日 新潟航空基地
MA 819 ピリカ2号 昭和55年12月12日 千歳航空基地
MA 820 うみねこ2号 昭和56年1月23日 仙台航空基地
MA 824 おもと 昭和56年10月29日 石垣航空基地
MA 829 さしば 昭和57年7月23日 那覇航空基地
MA 833 さくらじま 昭和59年1月20日 鹿児島航空基地
MA 854 なにわ2号 昭和62年10月2日 関西空港海上保安航空基地
MA 860 うみつばめ 昭和63年10月14日 福岡航空基地
新規作成日:2004年11月10日/最終更新日:2004年11月10日