Jpn 大型ジェット飛行機 G-V MSA



大型ジェット飛行機 G-V
ガルフストリーム・エアロスペース社の最新のビジネスジェット機、ガルフストリームV型。
1995年11月28日に初飛行している。
平成13年度計画で、「密輸、密航、海賊事案への対応能力強化」の一環として、現行のファルコン900を凌ぐ機体の導入が盛り込まれている。
新機種の選定要件として、現行のファルコン900の持つ航続距離の倍増と、高々度の飛行能力、高性能監視レーダーの装備が要求された。
航続力も、在来のファルコン900型の5割以上延伸している。
航空用高性能監視レーダー、赤外線捜索監視装置、リッター装置(救急患者を担架に乗せたまま機内に収容、固定する設備)などを装備する。
平成13年度予算以降の複数年度にまたがる予算で、2機の調達が決まり、当初平成16年の夏には配備の予定であったが、若干遅れ、1機は平成17年1月17日に羽田に回航され引渡しを受けて就役し、のこりの1機も17年度初めの就役の見込みである。
取得総額は、2機で約150億円。
本機の生産は、ノースロップ・グラマン社(旧ボート社)と、わが国の新明和工業が主翼を担当し、フォッカー社が尾部周辺の設計製造に関わっている。
正式名称は、ガルフストリーム・エアロスペース式G−V型。
海上保安庁の航空機には、愛称がつけられており、公募による選考で「うみわし」と命名された。
尚、LAJ501号機が先行して就役したため目下「うみわし」と命名されているが、LAJ500号機が就役した段階で「うみわし2号」とされる見込みである。


全長: 29.4m
全幅: 28.5m
全高: 7.9m
自重: 21773kg
最大離陸重量: 41051kg
発動機: ターボファン2基
出力: 14750ポンド×2
最高速力: 510kt
巡航速力: 488kt
航続距離: 6500浬
最大搭乗者数: 22名

LAJ500 うみわし1号 羽田航空基地 平成17年度就役予定
LAJ501 うみわし2号 羽田航空基地 平成17年1月17日




戻る TOPに戻る

新規作成日:2004年11月10日/最終更新日:2004年11月10日