補給艦 AOE422 とわだ 型
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補給艦
UNDERWAY REPLENISHMENT SHIP
補給艦
FAST COMBAT SUPPORT SHIP
護衛艦隊の長期行動は、あらゆる物資の補給のおかげ
護衛艦の大型化に対応した、大型補給艦
補給艦 AOE422 とわだ (AOE422とわだ型)
「さがみ」の実績を踏まえ、拡大改良され、建造された、第3世代の補給艦。
本型3隻の完成により、「さがみ」とあわせて各護衛隊群1隻の割り当てが可能となり、それまでの自衛艦隊直轄艦から、護衛艦隊に配属されるようになった。
また、それまでの自衛艦隊直轄艦から、護衛艦隊に配属されるようになった。
船体は、一般商船のタンカーに準じているが、長船首楼型となった為、艦内容積が増大している。
近年叫ばれている環境対策を考慮し、搭載油タンク兼用方式から、専用のバラストタンクを装備している。
補給ステーションは「さがみ」型同様、各舷前後3つの6つに区画されており、門型ポストは3つ装備されている。前後のポストで燃料、中央のポストで弾薬、糧食などのドライカーゴを補給する。
補給物資の艦内移送は、回転式収納ラックから、フォークリフトにより行われる。
洋上補給時の安定性を確保するため、フィン・スタビライザーが装備されている。
2番艦以降は、居住性向上の為、科員居住区のベッドを2段としている。
近年、海外での海上自衛隊艦艇の活躍が目覚しいが、本型がフル稼動しており、まさに補給艦の整備あればこその活躍と言っても過言ではない。
「ときわ」は、湾岸戦争後、ペルシャ湾に派遣され、掃海部隊の支援に当たっている。
「ときわ」は、1999年1月0、トルコ地震に対する支援業務で、「ぶんご」「おおすみ」と共に、仮設住宅輸送も担当した。
また、2002年2月12日インド洋派遣部隊の第三陣として「さわかぜ」「はるな」の3隻で、インド洋に派遣され、2002.11.25-2002.8.7再びインド洋に派遣さた。
「はまな」は、2001年9月11日に発生した対米同時多発テロに対する情報収集任務により、2001年11月9日インド洋派遣部隊の第一陣として派遣されており、海上自衛隊としてはじめて外国艦艇への給油を行った。また、平成12年5月30日〜7月5日にハワイ周辺海域で実施されたリムパック2000に、第2護衛隊群司令の指揮の下の「八八艦隊」を支援して参加した。
「とわだ」は、2001年9月11日に発生した対米同時多発テロに対する支援任務により、2001年11月25日インド洋派遣部隊の第二陣として派遣され、2002.7.1にも派遣されている。
艦名は、名所旧跡(湖)の名称より、青森県の「十和田湖」、山口県宇部市にある「常盤池」、静岡県の「浜名湖」に因んで付けられている。
目下、本級を更に拡大した補給艦が計画されており、4個護衛隊群の他、掃海隊群へも、補給艦の割り当てが計画されている。
AOE とは Fast Combat Support Ship の略号で、元来は、高速戦闘支援艦 の意。
同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
補給艦 AOE422 とわだ 昭和62年3月24日 護衛艦隊 直轄 呉 日立舞鶴 S59
補給艦 AOE423 ときわ 平成2年3月12日 護衛艦隊 直轄 横須賀 石播東京 S62
補給艦 AOE424 はまな 平成2年3月29日 護衛艦隊 直轄 佐世保 日立舞鶴 S62
基準排水量:8100t / 満載排水量:15850t
主要寸法 全長167m×幅22.0m×深さ15.9m×喫水8.1m
主機:ディーゼル2基2軸, 出力:26000PS, 速力:約22kt
船型:長船首楼型, 乗員:約140名
主要装備:洋上補給装置:一式
AOE423 ときわ(97.10.22事前訓練)
新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2004年10月10日