Jpn 潜水艦救難母艦 AS405 ちよだ 型 JpnE



支援艦
AUXILIARY SHIP
潜水艦部隊が元気に活躍できるのは これら支援艦の存在あるがため

潜水艦救難母艦
SUBMARINE TENDER

救難活動は万が一の時 平時は潜水艦のサポーター
潜水艦救難母艦 AS405 ちよだ (AS405ちよだ型)
先代「ちはや」の代替えとして、海上自衛隊初の潜水艦救難母艦として建造された。
従来の救難艦任務に加えて、洋上における潜水艦補給基地としての機能を併せ持つ。
深海救難艇(DSRV)を搭載し、海中の事故潜水艦乗員の救助に当たる。救助された乗員は、必要に応じて艦内の減圧室で数日間を過ごし、潜水病の防止治療に当たる。
深海救難艇(DSRV)は、従来のレスキューチェンバー方式のように、母艦の正確な位置確保に依存せずに、自艇のソナーを使って海底での救難に当たる事が出来るシステムである。
深海救難艇(DSRV)は、艦中央部に装備されているガントリークレーンにより、艦中央にある開口部から上げ下ろしされる。
センター・ウェル(DSRV揚収口)は外板扉がないため囲い池のような状態であり、推進抵抗は若干大きくなっているようだ。
水中エレベーターであるPTC(Personel Transfer Capsule)、再圧タンクで構成するDDC(Deck Decompression Chamber)なども搭載されている。
PTC(Personnel Transport Capsule)は、球体のポッドで、通信ケーブルと保温用の温水ホースが救難艦と繋がれている。
ダイバーは深度約500mにも耐えられるヘルメット(バンドマスク)とレギュレータを装備して、PTCに収容されて、現場に派遣される。
ダイバーは、潜水艦の詳細な状態を救難艦に報告する役目を担い、必要に応じて支援作業も行う。
ダイバーは、作業開始前に、事前に酸素とヘリウムを充填した特殊な部屋(DDC:Deck Decompression Chamber:艦上減圧室)にて数時間をかけて長時間の潜水作業が可能な状態に体調調節を行う。
また、作業終了後も同様に、数時間をかけて、通常の大気圧に慣れるための体調調節を行う。
このように、最新の機材を整えているが、幸いな事に、海上自衛隊においては、救難を必要とする事故は、いまだ発生しておらず、訓練による錬度向上を図る事により、潜水艦乗員の安心感を高め、士気の向上に寄与している。
2000年10月2日〜14日には「あきしお」と共に、シンガポール沖で実施された、西太平洋潜水艦救難訓練パシフィック・リーチ2000(アジア多国間演習)に参加している。
2005.8.5にカムチャッカ沖で発生した、ロシア小型潜水艇の救難活動にも、派遣された。
艦名は、名所旧跡(城)の名称から、江戸城の「千代田」に因んで命名されている。
AS とは Submarine Tender の略号で、元来は、潜水艦母艦 の意。

同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
潜水艦救難母艦 AS405 ちよだ 昭和60年3月27日 第2潜水隊群 直轄 横須賀 三井玉野 S56

基準排水量:3650t / 満載排水量:4450t
主要寸法 全長113m×幅17.6m×深さ8.5m×喫水4.6m
主機:ディーゼル2基2軸, 出力:11500PS, 速力:約17kt
船型:船首楼型, 乗員:約120名
主要装備:深海潜水装置:一式, 深海救難艇:1隻

ちよだ搭載DSRV
基準排水量:40t
主要寸法 全長12.4m×幅3.2m×深さ4.3m
主機:電気推進 1軸, 出力:30PS, (水中)約4kt
乗員:約2+12名


参考
潜水艦救難


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AS405 ちよだ(97.10.22事前訓練)




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新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2005年8月16日