護衛艦 DDG163 あまつかぜ 型
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対空誘導弾搭載護衛艦
GUIDED MISSILE DESTROYER
護衛艦隊の防空を担う
わが国初の対空誘導弾搭載護衛艦
護衛艦 DDG163 あまつかぜ (DDG163あまつかぜ型)
アメリカより供与された、対空誘導弾システム「ターター」を搭載すべく計画されたが、当初2600tとされた排水量は過少とされ、3050tとされた。
この為、予算的制約が加わり、アスロックは後日装備とされた。
長く、護衛艦隊の、唯一の防空ミサイル艦として就役し、最後まで護衛艦籍を全うした。
遠距離対空能力は、DD107むらさめ型対空艦を中心とした5吋砲に依存していたが、あくまで火砲による射撃であり、高速の航空機に対しては極めて非力である為、対空誘導弾の導入が望まれていた。しかし、イージス艦を量産する現代では想像に難いほど当時の日本経済は微力であり、後継艦DDG168たちかぜ型の建造までかなりの年月を要することとなった。
艦名は、天象気象の名称のうち、「天津風」など、「風」に関する名称が付けられている。
DDG とは Guided Missile Destroyer の略号で、元来は、ミサイル駆逐艦 の意。
同型艦
護衛艦 DDG163 あまつかぜ 昭和40年2月15日 三菱長崎 S35 (退役)
基準排水量:3050t / 満載排水量:t
主要寸法 全長m×幅m×深さm×喫水m
主機:蒸気タービン2基2軸, 出力:PS, 速力:約kt
船型:平甲板型(遮浪甲板型), 乗員:約名
主要装備:3インチ50口径連装速射砲:2基
対空誘導弾発射装置一式
アスロック(ASROC)8連装発射機:1基
3連装短魚雷発射管:2基
新規作成日:2002年5月7日/最終更新日:2002年6月18日