Jpn 掃海母艦 MST463 うらが 型 JpnE

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機雷戦艦艇
MINE WARFARE SHIPS
世界一の掃海能力を持つ海上自衛隊の掃海艦艇

掃海母艦
MINESWEEPER TENDER
掃海部隊の支援艦

災害派遣も十分に対応できる最新鋭の掃海母艦
掃海母艦 MST463 うらが (MST463うらが型)
掃海母艦「はやせ」、機雷敷設艦「そうや」の代替えとして建造されたが、掃海母艦としての母艦機能の向上と、機雷敷設能力の向上により、船体は2倍を超える大型となった。
船体は平甲板型だが、見るからに乾舷が高い。
マストはステルス性を考慮した形状とされており、パコダ(仏塔)を連想させる姿である。
掃海艇への補給、掃海艇乗員の休養、機雷の敷設などの任務を持っており、大規模災害時など、相応の対応能力を持っている。
具体的には、糧食、燃料、真水、機関部品の補給、給電、掃海用電纜、掃海具、電子機材の整備などがあげられる。補給に当たっては、水上戦闘艦艇が実施するハイライン方式ではなく、碇泊中に接舷して行われる。
艦内には減圧室が設置され、水中処分などの潜水作業で深海作業が続いた乗員は、必要に応じて数日間を過ごし、潜水病の防止治療に当たる。
掃海ヘリMH53Eの運用支援能力も保持している。
艦尾の5つのハッチは、中央が掃海ヘリ用掃海具格納庫、その両側左右の各2段に機雷敷設装置、の扉となっている。
掃海ヘリ用の掃海具は、艦尾中央に格納され、艦尾のハッチから、洋上へ送出、揚収される。
機雷敷設装置は、艦尾両舷に、各2層設けられている。
尚「うらが」の兵装は、後日搭載予定で、目下装備していない。
「ぶんご」は、1999年1月0、トルコ地震に対する支援業務で、「おおすみ」「ときわ」と共に、仮設住宅輸送も担当した。
「うらが」は、2001年9月11日に発生した対米同時多発テロに対する支援任務(アフガニスタンの避難民へテントや毛布などの救援物資輸送)により、2001年11月25日インド洋派遣部隊の第二陣として派遣されている。
艦名は、海峡の名称より、東京湾「浦賀水道」、九州−四国の「豊後水道」に因んで命名されている。
MST とは Minesweeper Tender の略号。

同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
掃海母艦 MST463 うらが 平成9年3月19日 掃海隊群 直轄 横須賀 日立舞鶴 H6 2000.3from第2掃海隊群 直轄
掃海母艦 MST464 ぶんご 平成10年3月23日 掃海隊群 直轄 呉 三井玉野 H7 2000.3from第1掃海隊群 直轄

基準排水量:5650t / 満載排水量:8400t
主要寸法 全長141m×幅22.0m×深さ14.0m×喫水5.4m
主機:ディーゼル2基2軸, 出力:19500PS, 速力:約22kt
船型:平甲板型(遮浪甲板型), 乗員:約160名
主要装備:3インチ62口径単装速射砲:1基, 機雷敷設装置:一式


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MST463 うらが(97.10.22事前訓練)




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新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2002年5月11日