Jpn 潜水艦 SS601 改おやしお 型

Pict_0225.

潜水艦
SUBMARINE
海の忍者 深く静かに潜航せよ!

海上自衛隊初の、AIP搭載実用潜水艦
潜水艦 SS601 改おやしお (SS601改おやしお型)
海上自衛隊として初めて、葉巻型の艦型を採用された SS590おやしお型の後継潜水艦で、海上自衛隊初の、AIP搭載実用潜水艦である。
平成16年度予算で概算要求された。
練習潜水艦「あさしお」において運用試験を行っていた、V4-275Rスターリング機関4基を搭載し、艦尾舵を十字型からX字型に変更されたのが大きな変更点である。
また、指揮管制支援ターミナル(C2T)も搭載され、C4I能力も強化される。
「おやしお」に比べて約200トン大型化するが、全長は2mの増加に過ぎない。
おやしお型以前の涙滴型では、艦首に巨大なソナーを装備していた為、魚雷発射管は、左右に開いて射界を確保していたが、本型では、艦下部両舷全体にフランクアレイソナーを装備し、艦首の魚雷発射管は、艦首に正面を向けて揃えて配置されている。
測的システムは、フランクアレイソナー、艦首ソナー・TASS(Towed Array Sonar System)が一体になったZQQ−6を採用している。
艦型は、葉巻型、一軸推進方式で、一部単殻式。
葉巻型は、鯨体型とも呼ばれ、艦中央部の膨らみがなく、魚雷に近い形である。
西ヨーロッパなどでは、以前より採用されていた形であるが、海上自衛隊では、「おやしお」型が初めてである。
葉巻型は、涙滴型に比べ、艦内スペースに余裕が持ちやすく、居住性の向上にも寄与している。
艦名には、海象の名称から、「潮」に関する名称が付けられている。
SS とは Submarine の略号。
船価は、約562億円(平成18年度予算)、約550億円(平成19年度予算要求)。

同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
潜水艦 SS601 8116号艦  三菱神戸 H16 建造中・平成21年3月竣工予定
艦番号601は推定というより、ここでは当面の便宜上付番したもので、500番代が設定されるものと思われる。

推定要目
基準排水量:2900t / 水中排水量:3750t
主要寸法 全長82m×幅8.9m×深さ10.3m×喫水7.4m
主機:ディーゼル2基メインモーター1基1軸, 出力:7700PS
速力:約12kt, (水中)約20kt
船型:複殻式葉巻型, 乗員:約70名
主要装備:魚雷発射管:6門




戻る TOPに戻る

新規作成日:2003年10月15日/最終更新日:2006年10月18日