地上軍と海上戦力の違い

地上軍と海上戦力の違いをみてみました。

地上軍と海上戦力の決定的な違いは、活躍の場が、陸上か海上かと言う事である。
活躍の場が違えば、色々な違いも生まれてくる。

今日、ふと比較してみると、なぜというものも多々有る。


軍隊には階級がある。
指揮統制上当然だ。
しかし、これに伴い、待遇も違うのだが・・・。


日本陸軍の場合「同じ釜の飯を食う」と言うように、前線では、大将から2等兵まで、同一の調理、食器により、同じ物を食べる。
が、海軍の場合、メニューは同じでも、食器は違うし、食べる場所さえ違う。


海軍の場合、指揮官は先頭を行く。
今でこそCICなんてものが主流となったが、あくまで艦橋で指揮を執る。
当然、先頭となった場合、狙われやすくもある。
陸軍の場合、高級指揮官は、後方で指揮を執る。
前線指揮とはいっても、突撃の先頭を行く事はない。
指揮官と言えども単なる人間(生き物)であるから、弾があたれば死にもする。
あたら先陣を切って命を失えば、部隊指揮そのものが失われるので、当然ではある。


日本陸軍の士官教育課程としては、幼年学校があった。
士官候補生の道では有るが、これらの過程では、士官候補生と言えども、2等兵から順に昇級する。
日本海軍の場合、士官候補生として、はじめから士官の末席におかれ、優遇される。


海軍の身分差には、かつて、士官は貴族であり、漕ぎ手は奴隷であったように、身分制度に起因している部分も有るのかもしれない。


海軍の場合、艦艇単位で組織され、陸軍の場合、部隊単位で組織される。
船が沈没した場合、海軍の場合は、乗員それぞれに新しい乗艦先が与えられ、分散する。
陸軍の場合、部隊は存続するので、新たな船舶が充足される。




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新規作成日:2002年7月21日/最終更新日:2002年12月18日