ペリー提督の階級章の謎

ペリー提督、すなわち、150年前の我が国に黒船を率いてやってきた、あのペリー提督である。
ペリー提督の肖像を見ていてふと気になった。
袖章の線が3本なのである。
現代であれば中佐だ。

気になって調べてみると・・・
ペリー提督の写真は、ほとんど存在していないらしい。
一般に写真と認識されているもののほとんどは、石版画などの肖像画らしい。
ペリー来日に随伴した際、多くの記録画を残しているのはハイネだが、ハイネは軍人ではなく、単なる随行の絵師だと言う。
従って、軍事の分野に明るいわけではないので、当然不正確な部分が有っても不思議はないらしい。
例えば、3本線も、同じ太さ3本なのか、うち1本が細いのか、2本が太いのかによっても、異なってくる。


旧日本海軍 少将/Rear Admiral
RankSLA1JN.

現アメリカ海軍 中将/Vice Admiral
RankSLA2.

現アメリカ海軍 中佐/Commander
RankSLC3.

現アメリカ海軍 少佐/Lieutenant Commander
RankSLC25.


どうも、当時は、アメリカ海軍の士官の階級は、大佐、大尉、少尉の3つしかなく、准将と言うのは、先任指揮官を任じていたようだ。



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新規作成日:2003年8月1日/最終更新日:2003年8月1日