システム・ブラックアウト
2000.6.2 23:00頃、システムがダウンした。
さて、日頃から、バックアップなどの対策は講じ、緊急対処の手順なども考えていたのだが・・・。
今回の場合、システムディスク(#C)の、ファイル管理の部分がクラッシュしたようで、システムディスク(起動ディスク)としての認識ができず、マシンの再起動すらできなくなった。
取りあえず、フロッピー起動で調査すると、ハードディスク自体は動作しているようなので、復旧を試みると、約900も対象があって、延々「復旧実行」キーを押しつづけた。が、結局、#C直下のフォルダ名が壊滅していたようで、Dir00002 などという名前となっている。一部は、内容から Windows などと識別できるが、訳の分からないものも多々ある。
データディスク(#D,#E)は無事であったが、ここ1ヶ月のメールや、各種設定は、システムディスク(#C)と運命を共にするかもしれない。
予備のハードディスクでの応急対策でもよいのだが、システムディスク(#C)は使用頻度も高く、約2.5年使用していることから、この際代替えを企画。翌日調達とした。
6/3調達に向かうと、20GB、30GBなんてのが当たり前の状態になっていた。
4GB/\10000,10GB/\12000,15GB/\17000,20GB/\19000,30GB/\22000と、いう状況で、費用対効果としては、大容量の方が良いのだが、再起動のときのスキャンディスクに時間がかかるのも厄介だ。実際、ハードディスクの容量に、そんなに頼らなければならない局面ではないし。また、最新でないマザーボードでは、対応できないディスクもあるので、今回、10GBを導入。
さて、インストールだが、Y2K問題で、2000年以降のインストールに不都合があるソフトの存在を耳にしている。で、日付を、当初の導入時(98.1)に戻し、時系列的な作業として、回避することとした。そしてY2K対策もしなければならない。
13:50から作業開始し、14:30最初のOSインストール完了。不都合があって、その後2回Sインストールして、15:25。旧ディスクの内容を複写して夕方。
しかし、搭載しているソフトはおびただしく、一覧表により、認識できるものの、やってられない。そこで、Program Files などからの、フォルダ複写で対処できるものは、それで済ませることにした。基幹ソフトは正規のインストールをし、21:00頃、概ねマシンとして復旧した。
さて、通信。がー、どうしてもつながらない。結局ドライバソフトに不都合があるようで、いろいろ試みたがなんともならない。基盤をはずしてプラグアンドプレイに期待したが変わらず、ドライバを外して再起動したら、今度はシステムの起動自体ができなくなった。セーフモードでの起動はできるが、ここからはドライバの対処はできない。やむなく、25:00中断。おーい、今日一日、名にやってたんじゃー
6/4 9:30から再開。
まずは、旧システムディスク(#C)の内容を確保し、メールなどを保存。
LANの基盤を外して、ディスクの初期化から、OSインストール。そして、周辺機能の設定。時系列を守れば、通信は後なのだが、ぽしゃると厄介なので、先にLANの基盤を取りつけてインストール。どうやら繋がったようだ。続いてソフトの設定。12:30メールやインターネットも繋がったが、ホームページの更新ができない。各種設定は、記録していたはずだが、実際やった当時から1、2年も経つと、本人と言えども意味も通じなくなっている。四苦八苦の後、なんとか接続。14:00頃概ね復旧した。ソフトはかなりのものが、正規インストールしていないのだが、使うときに入れればよかろう。
いずれ、こう言う事態が到来するとは思っていたのだが、実際出くわすと堪ったものではない。
律義に1つづつ再インストールなど、とてもやってられないことがよく分かった。
やれば、順調に行っても、これだけで1日でも終わらないだろう。
CPUや、基盤、メモリなどが壊れた場合、部品交換や、マシンを交換しディスクを移行すれば良いところだが、OS部分が認識できなくなると、もはや手の施し用がない。
また、通信が途絶するブラックアウト状態は、恐ろしいものだ。
−必要なレスがない場合、こういう事態に見舞われている事を想定しなければなるまい−
この機会に、新マシンの導入も頭をよぎったが、結局、在来ソフト等の、移行を考えると、現状システムの復旧保全は、必要なものであった。
まっさらにして、要るものだけを選べば、奇麗になるのだが、少々ゴミを引きずっても、早期復旧と、いつでも在来機能が使えるようにする事は、必要な事だ。
教訓として、ブータブルCDを作っておくと、こういった場合の起動保守には便利であったようだ。エキスプローラーでの複写、削除など、なくてはならない。機能限定のセーフモードや、DOSコマンドによる対応は、実際限界である。
できれば、システムディスク自体をコピーしておくと、ディスク交換や複写で、ワンポイントに近い復旧が可能である。
しかし、この場合、頻繁に更新はできないし、難しい問題も多々ある。
結局、厚木の米空母キティホーク艦載機の飛来や、商船大学「海王祭」、陸上自衛隊北富士駐屯地、などを、尽く振って、マシン復旧に費やしてしまった。
新規作成日:2000年6月4日/最終更新日:2000年6月4日