侵略軍と防衛軍

人類の歴史は、戦争の歴史ともいわれる。
有史以来、人類は幾多の戦争を経験し、実に多くの生命、財産を失ったことだろうか。

我が国の戦国時代、同じ日本人でありながら、領土拡張、覇権を巡って、相争い、征服し、あるいは滅ぼされていった。

20世紀初頭まで、この侵略の歴史は幕を降ろす事がなかった。
軍隊が、戦うもの、他国を征服するものの代名詞と言うのも、このあたりの事情から来ている。

征服しなければ、征服されるのである。
各国は、覇を争い、軍事拡張し、機を見て攻め滅ぼす。
攻撃は最大の防御と言うのもこのあたりから来ている。

しかし、2度の世界大戦を経て、この侵略戦争の末路がいかに愚かなるかを人類は知った
そして、侵略無き時代の模索を始めた。

侵略と言えば、規模が大きい様に聞こえるが、領土は広いほうが好ましく、覇は強いほうが望ましい。
国を接する間では、国境戦も絶えない。

非武装中立を言う物が居るが、そんな寝ぼけた話は、世界の中では通用しない。

全世界の戦力が、一気に消滅すればまだしも、一国の急激な戦力弱体は、すなわち、隣国の思うつぼである。
単に戦火を見えずとも、影響力の低下、治安の悪化は否めない。

侵略軍と防衛軍。かつて明示的に「侵略軍」を称した国はないが、攻め込まれた国家にとっては、相手は「侵略軍」である。
対する方は「防衛軍」となるが、20世紀以前は、「防衛軍」を明示した国家も聞かない。
要は、規模として、攻撃能力がどのくらい大きいかと言うことである。
ナチスドイツでさえドイツ国防軍であった。

現在の我が国の場合、憲法9条と、自衛隊の存在に関して、議論がある。
−この相互関係の議論は、別の機会にしたい。−

しかし、世界の趨勢として、軍縮傾向ではあっても、周辺各国に戦力が存在する以上、我が国も備えを必要とするのは当然の事である。
その意味では、もし自衛隊が憲法違反であれば、自衛隊の存在を問題にするのではなく、憲法が正しいかどうかの議論が必要である。

現代社会において、世界のほとんどの国家は、国防軍を備えている。
「侵略軍」そのものを整備することは不可能であろう。
単に1国のみを一時的に支配することは可能でも、国際社会の中で、侵略の結果を正当化することは不可能である。
しかし、「侵略軍」が存在しないからといって、一切の侵略が存在しないということではない。
それに対するのは、備えある「国防軍」なのである。

人類の歴史は、戦争の歴史ともいわれる。
有史以来、人類は幾多の戦争を経験し、実に多くの生命、財産を失ったことだろうか。

我が国の戦国時代、同じ日本人でありながら、領土拡張、覇権を巡って、相争い、征服し、あるいは滅ぼされていった。

20世紀初頭まで、この侵略の歴史は幕を降ろす事がなかった。
軍隊が、戦うもの、他国を征服するものの代名詞と言うのも、このあたりの事情から来ている。

征服しなければ、征服されるのである。
各国は、覇を争い、軍事拡張し、機を見て攻め滅ぼす。
攻撃は最大の防御と言うのもこのあたりから来ている。

しかし、2度の世界大戦を経て、この侵略戦争の末路がいかに愚かなるかを人類は知った
そして、侵略無き時代の模索を始めた。

侵略と言えば、規模が大きい様に聞こえるが、領土は広いほうが好ましく、覇は強いほうが望ましい。
国を接する間では、国境戦も絶えない。

非武装中立を言う物が居るが、そんな寝ぼけた話は、世界の中では通用しない。

全世界の戦力が、一気に消滅すればまだしも、一国の急激な戦力弱体は、すなわち、隣国の思うつぼである。
単に戦火を見えずとも、影響力の低下、治安の悪化は否めない。

侵略軍と防衛軍。かつて明示的に「侵略軍」を称した国はないが、攻め込まれた国家にとっては、相手は「侵略軍」である。
対する方は「防衛軍」となるが、20世紀以前は、「防衛軍」を明示した国家も聞かない。
要は、規模として、攻撃能力がどのくらい大きいかと言うことである。
ナチスドイツでさえドイツ国防軍であった。

現在の我が国の場合、憲法9条と、自衛隊の存在に関して、議論がある。
−この相互関係の議論は、別の機会にしたい。−

しかし、世界の趨勢として、軍縮傾向ではあっても、周辺各国に戦力が存在する以上、我が国も備えを必要とするのは当然の事である。
その意味では、もし自衛隊が憲法違反であれば、自衛隊の存在を問題にするのではなく、憲法が正しいかどうかの議論が必要である。

現代社会において、世界のほとんどの国家は、国防軍を備えている。
「侵略軍」そのものを整備することは不可能であろう。
単に1国のみを一時的に支配することは可能でも、国際社会の中で、侵略の結果を正当化することは不可能である。
しかし、「侵略軍」が存在しないからといって、一切の侵略が存在しないということではない。
それに対するのは、備えある「国防軍」なのである。



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新規作成日:2002年6月9日/最終更新日:2002年6月9日