ロンドン地下鉄爆破事件とロンドン警視庁による射殺事件
2005.7ロンドンで、地下鉄爆破事件が発生した。
いわゆる、イスラム過激派によるテロである。
が、そもそもテロと称しているのは米英側の言い分で、イスラム社会は「聖戦」と見ている。
この事件の容疑者として、イギリスは300名をも拘束した。
にもかかわらず、2週間後に、破壊規模こそ小さいとはいえ、類似の事件が発生した。
要するに、押さえきれるものではない。
この後、ブラジル系の青年が、ロンドン警視の警察官に射殺される事件が発生した。
その後の捜査で、この青年は事件には無関係であったという。
警察側の主張は、「制止を振り切って逃走したため」としているのだが・・・。
そもそも正当な制止であったのか。
人種的偏見に満ちたものではなかったのか。
また、警察官と認識されてのことなのだろうか。
通常、ロンドンの警察官は拳銃を持たずに治安維持をしていることで有名である。
それが拳銃を持って追いかけられたら、まして私服であったら、それこそテロと間違えられる行為ではなかろうか。
まして、組み伏せた後5発も打ち込む必要は更々ない。
アングロサクソンを中心とした現代社会ではあるが、それが社会秩序であるという論理を改めない限り、平和は訪れるものではない。
その後の調査で色々と新事実が判明した。
被害者は、逃走どころか、座席に座った状態から引きずり倒され、射殺されたという。
もはや言い逃れる段階ではないだろう。
人権をいうならこのようなことがあってはならない。
新規作成日:2005年7月25日/最終更新日:2005年8月23日