日本政府の弱腰外交は実は正しいのか

日本政府の外交は、弱腰とも呼ばれ、とりわけ中国、朝鮮半島などの近隣諸国に対して軟弱な市制は否めない。

これに対して、国民からは、弱腰外交の非難の声も多い。

が、ふと過去の歴史を見ると。

日露戦争に大勝利したにもかかわらず、帝政ロシアとの交渉において、十分な利益を得られなかったとして、外交非難が高まった。
しかし、当時の国力として、この後の継戦能力を残していないわが国にとっては、実は最大の獲得であった。

また、軍縮会議において、553の比率での制限に、非難が集中する。
が、米英の6割に制限させられたのではなく、米英を日本の4割り増しに制限したということは、後に太平洋戦争で投入された、アメリカの戦力を見ても明らかである。

その意味では、実は日本の弱腰外交は、これで精一杯の表れなのかもしれない。

すべては後世が評価するしかないのだろうか。




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新規作成日:2006年12月12日/最終更新日:2006年12月12日