昨今のJRの不愉快な対応
昨今のJRは何だろう。
この所、連日どこかしらでトラブルが発生している。
もちろん、天候や、飛び込み自殺などの、もらい事故も含まれてはいるが。
それを除いても、ここ半月(99.7)、トラブルの無い日を見ない。
しかも、トンネルでは、コンクリート壁の落下の危険をはらみながら走りつづけている。
−そのうち、鉄橋のボルトが緩んだりして、川に流されたりすると、大笑いだ−
が、最近、この不祥事の一端を裏付ける事象を目にした。
99.5.20 16:00 品川駅山手線外回りホームにおいて、入線停車直前の山手線車掌に、乗務を終えてホームに居た職員が、じゃれ付く光景を見た。停車直前とは言え、指差確認中の乗務員にじゃれ付くなど、言語道断ではなかろうか。
また、ここ数日(99.7)、朝 山手線目黒駅内回りホームにおいて、出発する列車の乗務員が、ホーム上の安全を最後までろくに確認せぬまま常務員室に引きこもる光景も多々見ている。
こういった事が、トラブルの温床に成ってはいないだろうか。
聞けば「その程度のことで事故は起きない」とも言う。事故は起きなくて当たり前で、そんなくらいなら、おサル電車でも十分だ。
要は、安全の為の、基本的発想の問題だ。
「少々のミスではトラブルにならない」といい加減な勤務で運行しているのか、
「些細なミスも無いように神経を配り」細心の運行をしているのか。
ことは乗客の安全に関わる重大な問題だ。
約1年前、ブレーキの部品の留止付け不良で、山手線の全線で、盛大にノロノロ運転が行われたこともあった。
ブレーキのボルトを締めずに運行するなど、聞いたことが無い。
そのうち、運転手が居ないまま、電車が走ったりもするのだろうか。
また、どこかで事故があると、平気で全区間で列車を止めてしまう。最小区間での折り返しなど眼中に無い。
聞けば、列車や乗務員のやりくりが出来無いと言う。
そんな馬鹿なことはないだろう。単に職員の手間を省いているに過ぎない。
電車に空を飛べとは言っていない。不通個所の前後で折り返せば済むことだ。
埼京線なんか、毎日毎日、恵比寿での操車に、わざわざ大崎まで戻している。
かつてソ連の国営農場で「耕運機が壊れたが農夫は耕運機の修理は任務でないから、その間、農作業が停滞し、その年の収穫が無かったとしてもなんら問題の無い」時代があったが、同じ図式だ。
創意工夫、いやいや、ごく当たり前なことすら考え付かないのではないか。
あまっさえ、こういった場合、ろくな案内もない。
30分も前から止まっているのに、平気で乗車券を販売し、改札し、ホームで散々待たされて、電車が来ないことによって初めてトラブルが分かる。
要は、お客様の不便を少しでも軽減する発想がかけらも無い。
京浜急行などは、横須賀の米軍基地行事の中止すら、品川駅で案内している。お陰で無駄足を運ばず、貴重な時間を浪費せず済むわけで、運賃の代わりに情報提供料を徴収されても良いくらいだ。
利用客は、目的地に行きたいが為に、鉄道を利用している。料金を支払うことが面白くて乗車する人は居ないだろう。
それを考えれば、自ずとあり方は見えてくるはずだが。
やや酷かも知れないが、飛び込み自殺にしても、他の会社線に比べて、多発するのはなぜだろう。
誘因すらあるのではなかろうか。
聞けば、半数は、自殺か事故か分からないと言う。これもおかしな話で、職員が十分確認して運行していれば、分からないわけはないと思うのだが。
そう、ろくに前を見ずに運転していて、事故を起こしているのだろう。
そう言えば、新幹線で、乗客の青年を扉に引きずったまま発車して尊い命を奪い、その当初「不思議なことに駅付近に死体が転がっていて原因不明」なんて言っていたが、こんなもの「業務上過失致死」ではなく「未必の故意による殺人」とさえ思う。後の事情聴取で、かかる職員が、新幹線と並走する青年を目撃していたことが分かるが、これを無視して走行させ、死に至らしめた責任をなんと考えているのだろうか。新幹線と競争していたとでも言う発想そのものが安全思想への欠如だ。青年がどんな思いで新幹線と並走したかを考えると、心が痛む。イスラムの教えでは、かかる職員は「新幹線に引きずられる刑」に処せられる。乗客の安全の為に命を張るのは前世紀の話だろうか。
そして、尊い犠牲を代償とした、かかる教訓が生かされているとはとても思えない。
列車のトラブルで遅れが出ている時に、駅員に確認すると「俺が運転している訳ではないから分からない」とのたまう。
駅員が運転していないことくらいは、子供でも分かる。
運転手になりたくてJRに入ったのに、つまんない駅員をやらされて、不服なのだろうか。そんな事は利用客には無関係だ。
そもそも、JRの職員は、お客様から頂く運賃収入によって、給料賞与を頂いていると言う発想に欠けている、いやその発想が無い。
もともと、国鉄の膨大な赤字を国が預かり、JRとして身軽に運営させていただいているからこそ今日があるわけで、これにも膨大な血税を投入されている。
最近騒がれている、金融機関への公的資金投入は、経済基盤安定の意味があるが、およそ国鉄JRに関する限り、甘やかしの血税ばらまき以外に考えられない。
JR職員のボーナスは、半年間無事故の場合に限り支給する規定があっても良いと思う。いや、それくらいの真剣みが必要だろう。
就職難の今日、不心得な職員を大量に整理、解雇免職し、有能な職員を賞与半減でも十分雇用可能な時代だ。
こういった観点を少しでも考えれば、すべての列車を定時運行して当たり前で、僅かな遅れにも、全職員、誠意ある対応をして当然ではなかろうか。
例えば、生鮮食料品など、少しでも古くなると、値下げするなどして処理される。
航空機で遅れが出て、それが昼の時間だと、ささやかとは言え昼食が出され、お待ちいただく。スチュワーデスらの笑顔と恐縮する姿に、不平は打ち消される。
ところがJRでは、職員の態度が、利用客の不満を増幅する。
鉄道で、遅れによる減額、サービスの悪さによる割引など、決してお目にかからない。
あまっさえ、職員の横柄な態度。
特急の2時間遅れの場合など、倍返しでさえ当たり前だ。
キセルそのものは犯罪ではあるが、ある意味、サービスに対して過剰な運賃請求している現状への抗議もあるのではなかろうか。
そもそもJRの運賃は高額だ。飛行機より高い区間が出てくると、もはやお話にならない。
ターミナルで機内で、職員の暖かい対応が得られる航空機と比べ、およそ貨物のような扱いしか受けられず、高額な運賃を請求されるJRに、誰が価値を見出すのだろうか。されば、乗車降車の必要分のみ乗車券を用意する行為は、単に自主的料金設定に他ならない。現状、切符は改札通過の為に必要な物であり、運賃ではないのだから。
料金に満足するような状況こそ必要ではないか。
駆け込み乗車の危険を言うが、後続の列車の運行がこのように保証されない以上、自衛の手段として乗車する局面を考えると、先ずは誠意ある運行があってしかるべきであろう。
後続の列車が満足に運行できない可能性があれば、だれしも今居る列車に乗りたいのは必然だ。
そもそも駆け込みの何が危険なのだろう。車掌と駅員が安全を考えていれば、何の問題も無いのではなかろうか。
ホームで走ると危険だ。それは元々の話で、駆け込みとは別問題だ。
みずからの安全確認の手抜きの為に、利用客に色々言いつける発想そのものが本末転倒と思われる。
ましてや、乗車行列の途中で扉を閉めるなど、言語道断だ。
そして、そのドア扱いの不手際で扉に挟まったお客様に対して「(手を)抜け」と指図さえする。車掌の目前の扉なのだから、車掌が開くなりして当たり前の物だ。心得違いも甚だしい。
確かに、中には心掛けある職員も、年齢に無関係に、居るには居る。しかし、かくも不愉快な局面をしばし見かけるのは、JR全体として、職員に相当な問題があるのではなかろうか。
この文章は、かなり一方的な側面が含まれる。
しかし、そこまで言わせる現状そのものが、すでにおかしい事を付け加えておく。
そして、その現状は、他ならぬJR職員が作り上げてきた物だ。
ここまでは 99.7の顛末だが、以下に、以後目に付いた点を、付記したい。
99.8.8
16:40? 代々木駅山手線内回り先頭の乗車位置の不備「停止位置より前に、乗車位置目標があるのはおかしい」を発見
16:50? 目黒駅より代々木駅に電話
須藤主任では話にならず 助役と話すが要領を得ず、代々木駅助役へ現場合流と現場確認を指示。
17:10 代々木駅へ戻るが 助役の待機ナシ
17:12頃 代々木駅に入線した山手線内回り 品川機関?区吉田運転手(見習い)に
「停止位置より前に、乗車位置目標があるのはおかしいのではないか」と指摘するも
「定位置にとまってんだから、何か文句あるか、ばか野郎」の対応。同乗の指導員も同調。
17:20- 代々木駅助役と、現場確認
・運転台より前の、ホームの無い場所に、乗車位置目標があるのはおかしい
・そもそも設置計画のミス
・設置時になぜ不思議に思わないのか
・設置後も、駅員が誰も不思議に思わないのか
・指摘後1時間も現場確認もせず、散々説明してようやく理解する程度
各員、鉄道人としての自覚が欠けている
こういった怠慢が、連日の事故、遅延に直結しているのではないか。
「電車でGO」をやってんじゃないんだから。
利用客を馬鹿にしているとしか考えられない。
99.8.19 08:30 目黒駅 山手線内回り 54G
定位置に停車できず、スルスルと走り抜けドア3つ分行き過ぎた。
ドアも開かず、バックもしないので、運転手へ言うと、バックして定位置へ。
この間、30秒から1分。
発車後もこの件に関するアナウンスはなし。
降車時、運転手へ言うと、「寝てなんかいねーよ」だそうです。
起きていて当り前、定位置に止まって当り前。
「電車でGO」をやってる子供でも、きちんと止まれるぞ。ちょうど夏休みだし、代わってもらった方がいいんじゃないのか。
この運転手、目つきもトロンとしているし、居眠りしてんだか、薬物でもやってんだか、単に腕が未熟なんだか。迷惑千万。
99.9.16 13:30前後 大崎駅 山手線外回り
日頃「駆け込み乗車をするな」と言っているが、なんと、大崎駅山手線外回りの品川寄りの乗務員詰め所から、勤務帰りの私服の職員が、閉まりかけた扉に、飛び乗ってきた。
鉄道職員の自覚があれば、こんな光景はありえないはずだが。
あるいは、駆け込み乗車をするなということ自体、無理な注文なのではないか。何せ、職員が率先してやってるのだから。
99.6.16 13:45前後 浜松町駅
昨日から目に付いていたポスター「乗車券の紛失に注意」趣旨は分かるが、記載されている内容に疑問。
「乗車券を紛失した場合、規定により運賃の3倍を・・・」と言うのはどういう事だろうか。
「乗車券を紛失した場合、規定」は、運賃の3倍ではない。
「運賃の3倍」と言うのは、不正乗車の場合だ。
まじめに買っていながら紛失した場合、都合4倍分の料金を支払う羽目になる。
そんな馬鹿なことはないだろう。
そんなくらいなら、初めから切符を買わないほうが、マシだ。
こういう失礼極まりないポスターを、高額な費用を支出して印刷掲示するくらいなら、もっと増しな運行をしてみろよ。
99.10. JR西日本
新幹線のトンネルの壁が剥がれ落ちた一件で、前回事故の時「今後10年は発生しない」と言っていたのは今年の事のような気がしたが、もう10年も経ったのだろうか。
「前回と工法が違う」とか言っているが、工法の問題と片づけている所が甘い
トンネルの壁が落ちたという点に着目すれば、すべてのトンネルを見直して当たり前で、更に(ホーム等)すべてのコンクリートを見直してもしかるべきだ。
大体、社長が海外出張と言うが、そんな必要が何かあるのだろうか。外国を見るまでもなく、本来あるべきサービスを考える必要があろう。
99.10.30 JR東日本
奥多摩の方で、降車中の乗客が、車輌とホームの間に転落し、列車がそのまま発車して死傷。
状況を聞くと、確かに、車掌の立場では、十分な安全確認に困難な面も有るかも知れない。ある意味、該当車掌が、業務上過失致死では気の毒かも知れない。
しかし、事、乗客の安全な輸送が業務である以上、会社としては、弁解の余地はなかろう。
ホームが湾曲していて目視確認が困難なら、対策が必要だ。
「車輌付近に人影が見えたがやがて見えなくなった」なら、該当駅ホームの構造から見て、転落の心配をして当然だ。
とすれば、過失どころか、少々人をひき殺してもなんとも思わない姿勢がこの痛ましい事故を生起させたといっても過言ではあるまい。
事故翌日、JR東日本を利用したが、どの駅にもこの事故に対する謝罪文の掲示もアナウンスも無かった。
乗客の安全を軽んじている証拠ではなかろうか。
99.12.1 19:00前後 代々木駅
99.6.16 浜松町駅 で見かけてはがさせたポスター「乗車券の紛失に注意」が、今だに貼ってあった。
趣旨は分かるが、記載されている内容に疑問。
「乗車券を紛失した場合、規定により運賃の3倍を・・・」と言うのはどういう事だろうか。
その規定を駅員(都合3人)に尋ねるが「分からない」
「規定」があるなら見せてみろ、と助役に言うと、その「規定集」を探すのに20分。そしてこの助役、20分かかっても規定集の中から、この条文を見つけられない。
規定集を見ると、いくつか書いてあったが、明確な記載はなかった。
どうも、言いたい事は「乗車券を紛失と偽った不正乗車」の防止対策らしいが、ならばポスターの趣旨とは違うだろう。
助役曰く「上から回ってきているので貼っているだけで、私は知らない」との事だが、いかがわしい卑猥なポスターが回ってきても、何の疑いもなく貼るのだろうか。
こういう失礼極まりないポスターを、高額な費用を支出して印刷掲示するくらいなら、明快な即答が出来るように職員教育をしておくべきだ。
** 中略 **
2001.6 11:06に中央線荻窪駅で人身事故、12:16各駅停車中野駅で車両故障。
ま、重なるのはやむをえないのだが、車内や駅でのアナウンスがいい加減だ。
新宿駅で「大江戸線に乗って」と言うが、駅の場所を聞くと、「あっちの方のどっか」だそうだ。
最大の問題点は、目黒駅。ここは、地下鉄南北線の乗換駅で、中央線の、市ヶ谷、飯田橋へは、格好の振替え駅になるのだが・・・。間抜けな事に、岩下助役以下、この事故と、振替え輸送を、19:00頃まで全く知らなかった。知らないだけでも怠慢なのに、指摘する利用客へ「なんでそんな事の対応をする必要が有るのか」とくってかかる始末。
返す言葉もない。
2001.6.22 22:30? 目黒駅
22:01頃浜松町で急病人が出たそうだ。為に約10分遅れが生じた。
この件の状況説明を求めると、前回の怠慢職員の、堀井駅員と、岩下助役のコンビだった。何を血迷ったか、この岩下助役、説明どころか、大きな声でまくしたて、利用客を威圧する。あまっさえ、110番通報と、警察官を呼びに行く始末。
** 中略 **
2002.3.7 16:00 大崎駅
16:00頃目白駅付近で踏み切り事故があったそうだ。為に山手線全線が止まった。
最寄り駅で、止めると言うのだが、大崎なんかで止めてどうするんだろうか。
何とか調整して、1駅搬送するくらいの知恵はないのだろうか。
毎度のことながら、見込み時間の発表がない。
しかし、人身事故の場合、既に死んでいれば、比較的早く、生存の場合は救出と現場検証で、時間がかかるという。鉄道機関として、経験的な時間の発表くらい出来ないものだろうか。
さて、大崎駅で、払い戻し処理を行った。
IOカードなので、清算窓口に長蛇の列の上、処理させた。しかし、カードへの印字がない。「印字がないが、処理が不十分ではないか」と確認するも、「問題ない」と言う。
が、後日、自動改札を通ると「出場記録が有りません」と機械がほざく。
2002.3.8 12:30? 五反田駅改札でカードの記録を確認すると、大崎駅での処理は記録されていないという。
2002.3.9 13:40?お客様相談センター経由で大崎駅へ照会するも回答なし。
2002.3.9 14:40-15:50お客様相談センターへ顛末の通知。大崎駅が適切な処理を完了するまで、該当カード使用による課金不良等一切の問題はJRが持つ旨記録。
2002.秋 SUICA
定期券とIOカードの機能が一体化できるスイカ。
鳴り物入りで導入されたのだが・・・
カードの保証金がいるという。カードを使ってあげて、利用者が負担するのもばかげた話だ。
しかし、最近、2重課金など、ふざけた話が多い。
機械に頼りすぎると、恐ろしい世の中になって行く。
2002.11 JR西日本
線路に立ち入って、電車に接触した中学生を救出中の救急隊員が、電車にはねられ死傷した。
何と言う事だろう。
そもそも、線路に立ち入って遊んでいた中学生が一番悪いのだが別の機会に譲る。
JR東日本の場合、鉄道事故なら、大騒ぎになって、利用客の不便も顧みず、長時間電車を止めて、何のためらいもない。
非難の言葉は要らないだろう。ふざけるなぁ!!!
殉職された消防職員に合掌。
これは良い点
99.10.14 朝 目黒駅
山手線内回りホームを疾走する男性と、それを追う職員。やがて逃亡者はホームの端から線路内へ逃亡。結局取り押さえられた。複数回にわたる痴漢らしい。
当然、山手線は「お客様が線路に立ち入り」と言うことで、5分間停止。
そう、たまに耳にする「お客様が線路に立ち入り」と言うアナウンスは、このような、何がしかの犯人の逃亡の末路のようだ。
新規作成日:1999年8月9日/最終更新日:2002年3月8日