政府官僚が官舎に妻とは別の女性と同居?

「政府提供の高級官舎に妻とは別の女性と同居しているとは全く国民をバカにした話だ。」ということで吊るし上げを食い、財務関係の責任者が辞職した。

が、この表現に付和雷同して追い落としにかかるような日本人の国民性にも困ったものだ。

「妻とは別の女性と同居」といえば、さも「不倫」なり「妾宅」を連想させる。
が、よく聞いてみれば、「妻とは離婚協議中でほぼ解決」といい「別の女性はいずれ結婚して」という。
確かに、戸籍上で言えばフライングで美しく無い話だが、不倫でもなんでもなく、それぞけにきちんとしたお付き合いであろう。
むしろこういった私生活を面白おかしく暴きだして叩くような世間が恐ろしい。

官舎の入居手続きそのものも、入居資格等を含め、別段問題は無いことでもある。

離婚や婚姻前の同棲、事実婚など、別段気にならない時代だ。
それをあえて持ち出し、血祭りに上げるなんぞ、いじめそのものだし、反対勢力の脚引っ張り以外の何物でもない。

小学生じゃああるまいし、女の子と手を握ってもいけないとでも言うつもりなのだろうか。

個人情報保護を言う時代に、こういったプライベートな事情を追い掛け回すことは問題ではないのだろうか。
確かに、今回は戸籍上の疑義を言えるかもしれない。
しかし、それは調べた後の話であって、追い掛け回していなければこのようなことは判らないわけだから、みなさん色々とプライバシーを覗かれていると言う事でもある。

アメリカ大統領には、「不倫は美しくないが、経済手腕に長けている」と続投した人もいる。

清廉潔白は美しいが、杓子定規に綺麗過ぎて見えるほうも、逆に恐ろしいものだ。
「1円安い商品を求めて電車に乗って買い物に」・・・、一円の節約の精神は良いのだが、そのために数百円の投資をするのは、トータルではマイナスだ。
目先のことのみにとらわれ、本来の趣旨を見失っては意味が無い。




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新規作成日:2006年12月25日/最終更新日:2006年12月25日