治安を守る警察官

「おい。こら」が抜けきらない、役に立っていないばかりか、ちんけな犯罪に手を染める「おまわり」が多い中、21世紀の今日、立派な警察官も着実に増え、治安も回復しつつある。

昔は通報しても30分以内には到着せず、道すらわからない馬鹿なおまわりが多かったが、最近では5,10分で現着するから、十分間に合う。

地道な日夜の警邏活動、巡回は、治安維持に欠かせない。

以前、こういった地域活動よりも、ポイント的に悪質犯罪に重点を置く傾向があった。
この理論は、大規模犯罪が減れば治安は目に見えて回復するというものだった。
結果は大はずれ。
むしろ、微罪が増え、これらが凶悪化することによって、治安は大幅に悪化した。
前警視総監は、これに気がつき、地域活動に方針転換した。

身近にも、誠実で熱心な警察官がいて頼もしい。
実名、所属を挙げて顕彰したいところだが、今後の職務にも影響を及ぼす恐れもありここでは控えたい。

警察官の呼び方には二通りある。
「おまわり」と「おまわりさん」である。
「さん」は敬称であるから、敬うに値しないものにつける必要は全くない。
敬称をつけて欲しいなら、それに見合う働きをすることだ。
そして、真に職務熱心な働きはやがて周囲にも理解され、自然に敬われる存在となってゆく。

更によく考えれば、おまわりの「お」も敬称であった・・・。


そんな中、板橋区内の踏み切りで、女性を助けようとして電車にはねられた、宮本巡査部長が2007.7.12に亡くなられた。
事故は、自殺すると見られる女性をとどめようとして線路内に入ったもので、女性は助かっており、無神経に言ってしまえば死にたい者は放って置けばよいという見解もあるだろう。
しかし、これを救いとどめたいという彼の哲学が結果的に最悪の事態となってしまい、悔やまれてならない。
板橋警察署長は、署の誇りと彰したが、まさにその通りで、鏡と仰ぐべきだろう。 心からご冥福を祈りたい。
宮本巡査部長は同日付で二階級特進、警部となられた。しかし、全国警察官の信頼を一気に高めた功績を思えば少なくとも警視、あるいは名誉警視総監にも値するだろう。

対して、無神経なおまわりは、危険を顧みない働きどころか、職務怠慢で働かないからこういった事故にもあわず、暇で無駄金を使うから、やがて強盗も働く。
爪の垢でも煎じて飲むべきだ。




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新規作成日:2006年1月28日/最終更新日:2007年2月13日