お金に困って犯罪に手を染めるおまわりへの提言
最近では、警察官でも普通に犯罪を犯す時代になった。
警察官も人間だから、ストレスも溜まるだろう。
この鬱憤をはらすために、遊興やギャンブルに金を使いすぎて、借金がかさみ、返済が滞り始めると、問題が起きる。
ここで、収入は一定だから、返済のめどは絶望的になる。
これを一気に解決できる手段として、違法行為に走るという発想が生まれるのだろう。
しかし、ことは警察官だ。
まず、警察官が犯罪に手を染めてよいかという事をよく考えるべきだろう。
そもそも、自らが警察官として、このような犯罪が、他の警察官から捕まらずに終わると思うのだろうか。
それは、自らが警察官として、他の犯罪を抑えられないことも意味している。
このような犯罪に手を染める場合、出来心というよりも、計画的なものになるだろう。
借金の額も、100万200万ならまだ慌てることはないから、1000万2000万とかさんで、にっちもさっちも行かなくなっている。
が、この額を一気に強奪するのはそれほど簡単なものではないだろう。
警備の手薄な小さな金融機関や店を襲ったところで、何十万程度しか手に入らないなら、1000万を埋めるには、何度襲わなければならないだろうか。
署内の備品を略奪し、転売したところで、一品いくらになるだろう。
総額の返済に要する、犯罪回数を考えたい。
これは、一度で終わらせればよいというつもりではなく、何度もやらなければならないという計算が既に間違っているということだ。
先日板橋警察署の警察官が殉職されたが、その隣の池袋警察署では、備品のカメラ用レンズを盗んで転売して捕まった。
名誉な部下を持った板橋警察署長に比べ、池袋警察署長の立場は・・・。
備品のカメラ用レンズは、原価や評価額がいくらかにかかわらず、たいした金額では売れない。
埼玉県警のおまわりが、群馬県などの金融機関を襲い、20万程度を奪って、3回目に捕まった。
借金が2000万と言うから、100回強奪しなければ完済しない。
100回も強盗が成功し続けると思っているのだろうか。
それとも、埼玉に比べて群馬は、警察の能力が低いとでも思っているのだろうか。
実際、群馬県警ではパトカーを盗まれる程度のおまわりがいるが・・・。
警察官はまっとうに退職すれば、それなりの退職金がもらえる。
が、捕まって懲戒免職になれば、退職金はもらえない。
そしてまた、警察官を免職されたという履歴は、かたぎの就職の道は皆無といってよいだろう。
お世話になるのは、日陰の社会だ。
そしてまた、警察と刑務所のお世話が待っている。
目先の一時的なことではなく、トータルで考える頭を持ちたいものだ。
新規作成日:2007年2月18日/最終更新日:2007年2月18日