市民を守らず殺人犯を手助けした秋田県警

警察官が被害者の弁護士を犯人と誤認、そのスキに犯人が刺すという。。

秋田市の弁護士津谷裕貴さん(55)が刺殺された事件で、殺人容疑で秋田県警に逮捕された秋田市泉中央、無職菅原勝男容疑者(66)は、現場に駆けつけた警察官が、菅原容疑者から奪い取った拳銃のようなものを手にしていた津谷さんを犯人と誤認し、津谷さんを押さえつけるようにして拳銃のようなものを取り上げているすきをつくようにして、隠し持っていた刃物で津谷さんを刺していたという。
県警の発表によると、菅原容疑者が津谷さん宅に押しかけたのは4日午前4時頃。菅原容疑者は拳銃のようなものを手にしており、津谷さんと室内でもみ合いになった。津谷さんが拳銃のようなものを奪い取ったところで、通報を受けた警察官2人が現場に到着。
警察官は、津谷さんを犯人と誤認し、2人で両脇から津谷さんを挟み込むようにして拳銃のようなものを取り上げた。その時、菅原容疑者は隠し持っていた剪定ばさみの刃(刃渡り約20センチ)を取り出すと、警察官1人に向かって突進。警察官はとっさに菅原容疑者をかわしたが、その直後に津谷さんが刺されたという。

県警/捜査一課長は「警察官が到着してから2分間の出来事で、非常に難しい現場だった。(警察の)手落ちという意識はない」としている
良く聞く発言だが、ロクに精査もなく、先ずは保身に走ろうとする姿勢こそが問われている。
往々にして後に責任論に発展するわけで、何の意味も無いばかりか、むしろ信頼性を失うだけなのだが。。。

事件現場では、自宅で寝巻きの被害者と、作業着の容疑者。。。
そもそも、普通見間違わないだろう。

そして詳細は調査中という。
調査もしないで「手落ちという意識はない」では、無責任以外の何物でもない。

市民の為に働いていた有能な弁護士が命を失い、役にも立たないおまわりが生きながらえるという事があってよいのだろうか。

自衛隊員には、任務遂行の為には危険を顧みずという宣誓がある。
警察官は、任務遂行の為の装備をしているが、市民が刺殺されても自らは逃げるということが許されるのだろうか。

防具をつけていなかったとのたまう。
この時勢、防具は常時つけていてしかるべきだ。
それをつけないというなら、その状態で戦うべきで、敵前逃亡は、銃殺刑に値する。

自殺志願の市民の命をい食うために自らの命を失った警視庁宮本警部の例を見れば、この秋田県警の失態は、お話にならないレベルだ。

警察官は、被害者を犯人と誤認し、2人で両脇から拘束しているわけで、犯人の殺意を手伝ったことになる。

さて、被害者は弁護士。
弁護士会が、秋田県警の失態を法的吊るし上げにすれば、この程度の馬鹿の集まりでは、なすすべが無いことだろう。




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新規作成日:2010年11月5日/最終更新日:2010年11月5日